2019年3月2日土曜日

高崎名物スープスパ

※今日の写真はクリックすると大きくなります※
伊香保温泉「ホテル松本楼」にて
 朝食バイキング
宿泊の温泉ホテルは、深夜1時から朝5時までは入浴ができず、その間に暖簾を掛け替えるとのこと。
チェックアウトまでの時間帯に入れるのが8階の展望露天風呂つき大浴場ということで、例によって朝5時台に一人目を覚ました私はいそいそとお風呂に入りに行ったのだった。
 
早朝になめこ汁。なんか、幸せ。 そして面白いことに、毎朝6時から1時間ほど、食堂近くで「女将のなめこ汁」サービスがあるとのこと。
 
私が着いた6時早々はセルフサービス状態だったけど、すぐに女将さんがやってきてくれて、少しお話しながらあったかいなめこ汁をいただいてきた。
 
今朝は少し雪がちらついたそう。こっくりした赤味噌ベースに芹も散らされ、身体がぽかぽか温まる幸せ。
 
朝から天ぷらにカレーに唐揚げ。野菜もたんまり食べられる朝御飯でした。 そして朝食はバイキング式で、昨夜のお夕飯と同じ会場。
 
やっぱり和食が中心ではあったけれど、パンも食パンやデニッシュ類などが並んでいて、ジュースも数種類。ソーセージやスクランブルエッグなどもあった。
 
カウンターでは次々と野菜の天ぷらが揚げられては出てきて、舞茸や長芋、玉ねぎ、かぼちゃなどなど。どれも美味しそうで、つい色々持ってきてしまった。
 
唐揚げにチーズポテト、春雨サラダに青菜と蓮根の和え物、シーザーサラダにカプレーゼ、鯖の塩焼き、焼売2種類、温泉卵……と節操のないチョイスの最たる物が「カレーライス&コーンスープ」だったんじゃないかな……と自分で自分に苦笑い。
 
自家製カレーが美味しそうだったもので、ついつい盛ってきてしまった。
 
でも御飯コーナーには「豆乳粥:温泉卵を落としてどうぞ」なんて魅惑的なメニューもあったりして、ついお替わりでこれを食べ。
 
あんかけ焼きそばやだし茶漬けには後ろ髪引かれながら諦めて、あとはフルーツ類(みかん系、メロン、りんご……だったかな)とヨーグルトとフルーツソース、あと2かけだけ大学芋を食べて朝御飯を終わりにした。
伊香保温泉「竹内製菓」の
 田舎まんじゅう \90
 
伊香保温泉 石段街にて
 ふるまい甘酒&お餅
お店というより、工場がそのままお店になっているような、小さな小さな店でした。 なんでも、ホテルからの徒歩圏内に美味しい田舎まんじゅうのお店があるとか。
 
お店で扱っているのはそのまんじゅうのみで、朝7時半から販売を始め昼には売り切れてしまうことも多いのだそうな、そのお店の名前は「竹内製菓」。
 
バラ売りだと1個90円。5個入りの箱は500円、10個入りは950円、12個だと1100円。
 
Sちゃんは職場に持って行くとどっさり買い、私は家族が食べる分にとお土産に3個包んで貰い、そして、Rちゃんは「すぐ食べます」と1個買っていたので、「あ、それ良いね」と私たちもバラで1個ずつ追加で買って、お宿に戻ってからもぐもぐ食べた。
 
伊香保「竹内製菓」の田舎まんじゅう。薄皮で甘さ控えめ。 こんな感じに、あんこがはみ出てる?というか包まれてない?風な、ちょっと不思議な見た目のおまんじゅう。
 
ちょっと平べったいし、黄色みがかってるし、"おまんじゅう"という概念からもちょっと外れているこれは、重曹で膨らませている、昔ながらの「炭酸まんじゅう」というものなのだそうで。
 
皮にちょっとだけ塩気と苦みがあって、あんこは粒が残るこしあんという風な、ねっとり感の少ないぽそぽそしたもの。甘さ控えめで、あっという間に食べ切れた。
 
チェックアウトぎりぎりの11時までのんびり過ごさせてもらって、こうしてお茶とお菓子まで楽しめたのだから、ほんと、何より。
 
伊香保温泉石段街。がんばりましたよ、往復365段……。 そして、宿からはちょっと離れていたので車で移動したのだけれど、伊香保温泉の観光名所「石段街」にも行ってきた。
 
長い長い石段の両側には土産物屋や高級旅館が並び、その段数は365段。頻繁に「115/365段」なんて表示があるから、「あと残り200段……あと半分……」なんて己を奮い立たせながらてくてく登ってみた。
 
てっぺんにあるのは「伊香保神社」。縁結びと子宝にご利益があるんですって。
 
石段街でお餅と甘酒、いただきましたー! 折しもひなまつりということで、石段をひな壇に見立てて子供達が雛人形の仮装をするイベントがあったりで、道中では甘酒やお餅のふるまいもあったりして。
 
疲れてへこたれかけていたところでのまさかの"補給所"状態だったものだから、ありがたーく甘酒もお餅もいただいてきた。きなことあずき。
 
ちょうど目の前、臼と杵で搗いていたお餅で、しかも「誰か搗いてみたい方ー?」という声にSちゃんが名乗りをあげて最後の数搗きをしていた餅だったりして、美味しさも格別だったりして。
 
めでたく神社にお参りもでき、その後は伊香保温泉を後にして、途中の「食の駅」や「上州ミート」に寄ってもらって、私とRちゃんは盛大に群馬の地野菜を買い込んだのだった。
 
千葉の産直スーパーも都心に比べればかなり安いけど、それでも巨大なキャベツが1玉180円とか、太い葱が2本で130円なんて価格にはそうそうならないもので。
 
最後は私もRちゃんも「買い出しに来たんですかね?」って感じなくらいの大荷物になってしまった。
私に至っては、椎茸の原木まで買ってしまうし……(これから5ヶ月くらい収穫を楽しめるらしいよ……)。
高崎「スパゲティー専科はらっぱ 本店」にて
 HAMBURG ON SPAGHETTI ボロネーゼクリーム
     乾麺普通 \1240
 ランチセット \300
ちょうど数週間前、テレビを見ていたら高崎のパスタ特集をしていて、「へぇ~」とまじまじ眺めていた私。
 
高崎にはパスタ屋が沢山あって、大体どの店も盛りは多いのであるらしい。とんかつが乗っていたりする名物店もあるそうで。
そしてスープパスタのお店もすごく多くて、店内のお客さん全員が、びたびたのソースに浸ったパスタを啜っているお店も当たり前の光景なのだとか。
 
テレビでは「皆さん音を立てて啜ってらっしゃいます!」なんて言っていて「まじでか」と思い、地元民Sちゃんに聞いてみたところ、「スープびたびたはデフォルトです!……でも、別に啜りませんよ……音が出ちゃうってことは、まああるとしても……??」だそうで、実際、音立ててずるずるのお客さんはいらっしゃらなかった。テレビはね、ほんと、そういうとこがね……(きらい……)。
 
知ってるお店、とRちゃんが次々お店を挙げてくれて「美味しいとこが良いです!」と伝えて連れて行ってもらったのは、「スパゲティー専科はらっぱ」というお店の本店。
 
あ、ここ、テレビの番組で出てたやつだ!このカウンターが映ってた!と、しっかり番組を見ていた割に店の名前はさっぱり忘れていた私、まさかの再会(?)になった。
 
私は「HAMBURG ON SPAGHETTI」というフェアメニューの中からボロネーゼクリームを。Sちゃんは「チーズトリオのトマトソース」(ゴルゴンゾーラ・モッツァレラ・エダム)、Rちゃんはジェノベーゼメニューの「Newはらっぱ」(バジル・赤唐ソース・チーズ)。
 
ランチタイムは300円のランチセットがあって、
・スパゲティーソースにつけて食べるパン
・フレッシュミニサラダ(自家製ドレッシング)
・ソフトドリンク
がついてくるそうなので、これでお願いしてみた。
 
で、どーんとやってきたのが、今日の一番上の写真。
スープ……というか、ソース?というか。いやもうほぼラーメンに近いくらいの汁っぷりだけど、濃度はかなり濃いめ。
 
ちなみに、通常盛りで乾麺が120g(生麺は150g)、大盛になると乾麺は150g(生麺は225g)になるそうで。通常盛りで充分多い。
 
確かに普通のミートソースに比べると随分汁っぽくはあるけれど、旨味が足りないというわけでもなくて。濃厚なトマトスープにミートソースを混ぜたみたいな、にんにくとチーズもどっさりのちょっと不思議な味のパスタだった。
 
「Newはらっぱ」はこんな感じで、あまりスープっぽくはなく。 ジェノベーゼ系の、Rちゃんの「Newはらっぱ」は、ソースは多めだけれどこちらは比較的「スープ」じゃなかった。
 
ちなみにNewのつかない「はらっぱ」は、赤唐ソースではなく、「バジル・松の実・オリーブオイル・チーズ」のザ・ジェノベーゼ!って感じのものみたい(でも上からトマトソースはかかってるっぽい)。
 
チーズはちゃんと風味が良いし、パスタはディチェコだし、にんにくは青森の契約農家産のものだそうだし、なんていうか、いわゆる"B級グルメ"とかじゃなく、地元でちゃんと美味しく人気のあるお店、という感じ。メニューも豊富で、午後2時過ぎというタイミングなのにお客さんがひっきりなしに訪れていた。
 
余力があったら最後に高崎の駅ビルで更なるお土産を見たいところではあったけれど、私もRちゃんももう持てませんってくらいに荷物が(野菜が)沢山。
2日間お世話になりましたーとSちゃんと別れ、また2時間電車に揺られて東京まで戻ってきた。
 
今日はだんな、一人で越後湯沢まで行って日帰りスキーをしてきたそうで、東京駅の到着が数十分差のタイミング。
だんなの側は荷物をほとんど送ってしまったと言うので、助力を請うてエコバッグを持ってもらい、一緒に帰ってきた。
「桂林 常菜房」の
 唐揚げ
 海老とブロッコリーの炒め
ビール(サッポロクラシック)
 
「竹内製菓」の田舎まんじゅう
緑茶
私は遅めのランチが相当重く。
あんまりお腹が空いていないのですと伝えておいたところ、だんなは新幹線に乗る前に巨大おにぎりを買って車内で食べてきたのであるらしい。
 
で、家ではお風呂入ってから軽くビールとつまみで良いねと、エキナカの中華惣菜屋さんで唐揚げと海老とブロッコリーの炒めを買ってきた。今日の朝にも唐揚げを食べたような気がするけれど、気にしない。
 
風呂上がりにビール飲みつつ、互いの報告をしつつの軽め夕御飯。
今日はたいそう気温が高く、雪もシャバシャバで大変だったそうな。天気は最高で気持ち良かったそうだけど。
 
食後は息子(←弁当買って帰るのとお金あげるから外で食べるのとどっちが良いかと尋ねたら後者が良いとのことで出かけてた)も交えて、皆で田舎まんじゅうをもぐもぐ。
 
これ、持ち帰ったものは魚焼きグリルかフライパンで軽く炙って"焼きまんじゅう"で食べた方が幸せなおまんじゅうかも?
見た目が独特で2人で軽く驚かれたけど、でもおいしかった。