2017年3月14日火曜日

チューリップたべた

ハウステンボス「ホテルヨーロッパ」内クラブラウンジにて
 朝食
旅行先ではとっとと目を覚ます私も、土曜日あたりからの疲れが溜まっていたらしく、6時過ぎまで爆睡。
 
窓からはハウステンボスのシンボルの時計塔が正面に見えて、なかなか良い感じに異国情緒感があった。朝食は、チェックイン時からお世話になりっぱなしのクラブラウンジで。
 
夕食と同じく、セミセルフサービスの朝御飯。スープとオムレツはリクエストすれば個別に用意してくれる。
 
オレンジジュースとミルクティーを貰って、あとはセルフサービスの一角で色々貰ってきた。
 
利用客が少ないからどの皿もこぢんまりとしてはいるけれど、ソーセージとベーコンが1つの銀の鍋に綺麗にまとめられたりしていて、とても綺麗。ミックスリーフのサラダ、季節野菜のサラダ(人参やスナップえんどう、ブロッコリー、カリフラワーなどなど)、鶏のサラダ、シーザーサラダなどサラダも豊富で、フルーツも5種類ほどがガラスの器に盛り合わせになっている。「マッシュルームのクレープグラタン」というのもあった。
 
和風のおかずは盛合せの弁当形式になっていて(御飯と味噌汁はお願いして持ってきてもらう)、それぞれ魅力的。
 
今日はテーブルロールつまみつつ、洋朝食を楽しんだ。ヨーグルトは九州のメーカーの「牧場の瓶ヨーグルト」。宮崎マンゴー味があったのでそれを食べてみたところ、上にクリーム層が薄く固まっているような濃厚な味わいで、とっても美味しかった。
 
ちらりと覗いたブッフェ会場は団体客がいるらしくてたいそうな賑わいで、「あ、ラウンジの朝御飯で良かったわ」としみじみ思ってみたり。
ハウステンボス内「パレスハウステンボス」にて
 食べられるチューリップ \200
 セット紅茶 \300
今日は一日ハウステンボス、主に花畑巡り。
 
ホテル宿泊者は1日2000円でレンタサイクルを借りられるそうで、2人乗りの自転車借りて、あちこちうろうろしてみた。
 
今週末からまた新たにチューリップイベントが始まるらしい「パレスハウステンボス」は、それでも今からチューリップだらけ。館内の花関係の展示も見つつ、カフェコーナーで供されていた「食べられるチューリップ」を、「せっかくだから」と食べてみた。
 
1輪200円、ハーブ塩と、選べるソース(はちみつ、チョコ、ベリーソース)から1種類選択。ドリンクセットで+300円。
 
食べられるようにと品種改良されたチューリップなのだそうで、オランダではそこそこ普及している……とか。
「全部食べられるんですか?」
「葉と花粉部分はあまりお勧めしませんね……」
とのことで、でも一応、「毒じゃないなら」と全部齧ってみた。葉と茎は、うん、チューリップの葉と茎の味だったね……。
 
花びらはシャクシャクとした食感で、繊維っぽさも含めてレタスに似た感じ。でも香りはチューリップ。黄色より赤色の方が、アクが強い感じがした。ちょっとほろ苦さもあったり。
 
案外と塩が似合うし、でもベリーソースが一番食べやすかったかな。
 
花びらむしってわしわし食べていたら、近くを通りかかるお客さんたちがギョッとした顔でこちらを見るのがちょっと面白かったりした。
ハウステンボス「ホテルアムステルダム」内「A Coeur Ouvert」にて
 ランチブッフェ \2700
 生ビール \700
ホテルヨーロッパから入口ゲートまでは1.2kmもあるのだそう。園内はなかなか広大で、自転車での移動が捗った。
 
「お昼……ホテル戻ってラウンジ行く?」
「えー、別のところがいいわぁ」
「ですよねー……」
 
と、昼食は園内もう1つのホテル「ホテルアムステルダム」内の「A Coeur Ouvert」で、ランチブッフェ。
 
夜はフレンチフルコース予定だから、ブッフェとか止めようよーと私は思ったのだけれど、母が乗り気だったので付き従った次第。
 
でも、2700円のランチブッフェ、案外と良い感じで、目の前で次々焼き上げていく「ハーブでマリネした雲仙豚の鉄板焼き」があったり(ソースはオニオンとガーリックの2種類)、皿うどんがあったり。
 
ビールを貰って、肴にぴったりな「佐世保で水揚げされたヒラマサの刺身」「嬉野名物 温泉湯豆腐」「春キャベツの中華風サラダ」「炙り赤エビと春野菜のサラダ バルサミコ風味」「トマト風味のフォカッチャでサンドした雲仙豚のリエット」あたりを貰いつつ、シメのカスタードプリンやでこぽんタルトまで楽しんできた。
ホテルのお部屋で
 モンブランタルト
 コーヒー
午後もたらふくチューリップを見て歩き、午後2時過ぎに自転車返却してお部屋に帰還。
 
「お部屋でケーキ食べたいの!」
という母のリクエストで、ホテルロビーで売られていたモンブランタルトを2つ買って部屋に戻り、部屋のネスプレッソでコーヒー入れてダイニングテーブルでケーキもぐもぐ。
 
甘さしっかりめのケーキで、マロンクリームの味も良い感じ。思った以上に美味しかった。
ハウステンボス「ホテルヨーロッパ」内「DE ADMIRAAL」にて
 Prelude w/ワインペアリング \12800
そして夕飯は、ホテル内のフレンチレストラン「DE ADMIRAAL」で、一番軽めのコースのフランス料理を。
 
幸い、このお店は同内容でボリューム軽め(お値段はちょーっと安いくらいだけど)の設定もあって、母はそれにしてもらった。魚や肉の量が半分、といった感じで、めでたく私が手伝うことなく母も完食。
 
前菜4皿、魚料理肉料理にグラニテつき、更にチーズつき……と、久々のどっしりフルコースだった。
 
真鯛がシンプルな炭火焼きだったりして、あまり奇をてらった感じではなく、食べやすいフレンチ。
今日の内容はこんな感じだった↓
 
  • アミューズ 人参のピューレとコンソメジュレ 雲丹を添えて
  • イタリア産ミルクフェッドのテリーヌ ビーンズとモッツァレラチーズのサラダ
  • 貝類と山菜を海藻のジュレと共に 白ブドウ風味の泡を添えて
  • 白いんげん豆と甘酒のスープ カプチーノ仕立て
  • 長崎産真鯛の炭火焼き 春野菜のバリグール風
  • 薔薇のグラニテ
  • イベリコ豚セクレートのグリエ そのジュと香草風味のバター アスパラガスとタケノコと共に
  • 木苺香るピスタチオとチーズのミルフィーユ仕立て 濃厚なキャラメルアイス添え
  • かわいい小菓子
  • コーヒーまたは紅茶
 
ちょっと残念だったのは、貝の前菜の上に乗ってるのが「白ブドウ風味の泡」で、続くスープも「カプチーノ仕立て(ミルク味)」で、「泡ダブルかよ!」となってしまったこと、かなぁ……。もうそろそろ"泡"のブームは終わっていいと思うのね……(私があまり好きじゃないだけだろうけど)。
 
ラウンジで何度か飲んでいて思ったけれど、ここのスープはぽってり系の「ちょっとゆるいピュレ」みたいな感じ。スープっぽくはないのだけれど、これが案外良い感じ。夕飯のいんげん豆のスープも、ぽってり系だった。アミューズの人参のピュレも、「ああ、うん、あのスープみたいだ」という感じで。
 
母はグラスワインを単品で貰いつつ、私は「スパークリングワイン、白ワイン(重めのシャルドネ)、白ワイン(軽め)、赤ワイン」の料理に合わせたグラスワイン4種がやってくるペアリングコースにしてみた。やけに酸が強かった赤ワインはあまり好みな方向ではなかったものの(こってりした豚には合ってたかな、確かに)、他は美味しかった。
 
メインディッシュでうっかり赤ワインを飲み干してしまって、その後にチーズがやってきたものだから、重めの白ワインを追加で貰ってしまったりして。
 
重めデザート(母はフルーツ盛合せ)の後のプチフール(マドレーヌ、プチマカロン、苺、チョコ菓子、フルーツゼリー、サブレ)も平らげて、その後は「まだ間に合う!」とイルミネーションを見に再びハウステンボスへ。
 
きらきらぴかぴかの「光のオーケストラ ジュエルイルミネーションショー」を首尾良く見て、あとは部屋でのんびりしていたのだった。
 
そういえば、今日は朝以降全然ラウンジに行かなかったね、という……(もったいなかった……)。