2017年3月1日水曜日

下町散策デー

※今日の写真はクリックすると大きくなります※
「551蓬莱」のあんまん
プーアル茶
今日は私、一人でお出かけ。
 
だんなは早め出勤&息子はいつもの朝寝坊、ということで、朝食は、一人あんまんをふかしていただいた。
 
あんまん幸せー。黒胡麻入りのが正義だけれど、あんまり黒胡麻が多くてもくどくなるので、ほどよい感じの黒胡麻感が好み。そして「551蓬莱」のあんまんは素晴らしく好み。
錦糸町「苓々菜館」にて
 ランチコース \1500
今日は、数日前にも会った気がする友人Tさんと、下町歩き。
 
「清澄白河って、半蔵門線沿線の駅だったんですね!」
「そうですねー」
「私、あそこを歩いてみたいと思っていて」
「ほうほう」
という感じで、今日は一緒に散策しましょうかということに。
 
下町カフェは最近ブームらしく、数ヶ月前にも女性誌で清澄白河の特集を見たところだ。そも、清澄白河はブルーボトルコーヒーが日本一号店を出した場所だった。
 
お昼は錦糸町で待ち合わせて、Tさんが行ってみたかったという「苓々菜館」という台湾素食のお店に。
 
「素食」とは、つまりベジタリアンフード。しかもこの店、刺激のある香味野菜も全く使わない。
 
メニューには
「肉類・魚介類・ニラ・にんにく・ネギ類はまったく使いません。油もスープも植物性」
という文字があり、メニューと一緒に挟まっていた1枚紙の説明には
 
玉ねぎや長ネギなどの「ネギ類」は腎臓に悪く、「ニンニク」は心臓に悪く、「ニラ」は脾臓に、ラッキョウは肺に、「アルコール」は脳によくありません。それで、調理酒もみりんも使わないのです。保存料のアルコールもご法度です。
 
とあった。これはなかなか、大変だなぁ……この食生活をずっと続けろというのは、私にはちょっと無理そうだ。にんにくと酒のない人生なんて(葱も大好き……)。
 
店内にはお惣菜10種類ほどが並んだブッフェコーナーがあり、ただし「食べ放題」というわけではなく、「おかず○g、ご飯○g」といった計量方式で800円前後でランチがいただけるようになっていた。ガード下の、ちょっと独特な雰囲気の小さなお店は、あっという間にほぼ満席に。女性客だけでなく、男性客もなかなか多い。
 
せっかくここまで来たことだし、そう何度も来ないだろうし……ということで、私たちは1500円の「ランチコース」を。
メニューによると「すべて、おまかせ料理」で、「基本的に、メニューに無いものを作ります」ですって。
 
出てきた料理は全部で5種類。それにスープとデザート。
温かいお茶とお水はセルフサービス。
 
錦糸町「苓々菜館」にて。一見鶏肉だけど、豆腐です。 最初はレタスに盛られた、豆腐の前菜。
 
全体的に味つけは薄めさっぱり味で、これは醤油胡麻だれに和えた風な風味だった。
 
1人分ずつレタスに乗った状態だったので、つまんで食べつつ、最後はレタスでくるんでぱくりと。
 
イカフライもどきは、なんとこんにゃくで。 次のお皿は、イカフライ風&ハムカツ風。
 
添えられたソースも自家製ですって。
 
ハムカツ風のは、確かに「……うん、大豆ミートっぽい感じは、するね」という感じだったけれど、イカフライは言われなかったら普通にイカだと思ってしまいそう。こんにゃくですって。
 
皮までそれっぽい感じの、揚げ魚のあんかけ風。 次は、きのこあんかけの揚げ魚(風)。
 
皮目の部分まで再現された、食感も「なんだかブリっぽいような」な感じの魚もどきは、たっぷりの大ぶりしめじとカリフラワーのあんかけで。
 
なんだかんだ、揚げ物が多いからということもあってか、舌も胃袋も「物足りない」という感じは受けないもので、面白いなぁ、と。
 
酢豚もどきは、かぼちゃ入り。 そしてトマトと酢の酸味が効いた、さっぱり味の酢豚風。
 
玉ねぎは使えないからと、玉ねぎの代わりに入っているのは、面白いことに「かぼちゃ」。
 
いや、合うけど、美味しいけど、かぼちゃなんだ……?とTさんと顔を見合わせて笑ってしまった。
 
なんとなく「豚の脂身」っぽい食感のする肉的なものは、やっぱり大豆ミート、なのかな。これはさすがに「肉の味」はしなかったけれど。
 
そして最後は「なんちゃって卵炒飯」。 酸辣湯風のスープと一緒にいただいたのは、「なんちゃって卵炒飯」。
 
見た目、本当に卵。すごく卵。
 
多分、湯葉的なものを代用しているのかな。
 
枝豆入りで香ばしく、でも当然葱もにんにくも入っていない。
 
最後は緑豆のお汁粉で。 そして最後は緑豆の温かいお汁粉。
 
お汁粉好きなので、甘さが嬉しいデザートだった。
 
私の嗜好だと、「そうだ、素食食べに行こう」とはなかなかならないけれど、面白いものを食べたなーと。実際、美味しかったし。
 
台湾のベジタリアン人口はなかなか多く、国民の1割がそうなんですって。すごいね。
清澄白河「ALLPRESS ESPRESSO」にて
 水出しコーヒー \600
そして食後は地下鉄2駅隣の「清澄白河」を散策。
 
ごくごく普通の住宅街な町並の中に、ぽつぽつとお洒落な雑貨屋や目当ての珈琲ショップが点在する、面白い街だった。思いのほかお寺が多かったりして。
 
残念ながら、「fukadaso(深田荘)」が臨時休業(?)だったり、寄りたいと思っていたチーズショップもお休みだったりしたものの、小川が泣がれる小さな公園を通ったりしつつ、のんびり色々歩いてきた。
 
最初に休憩は、「ALLPRESS ESPRESSO 東京ロースタリー&カフェ」で。
 
清澄白河「ALLPRESS ESPRESSO」にて。酸味強めのさっぱり水出しコーヒーを。 ホットコーヒーを頼むのが良いのだろうな……と思いつつ、歩いて喉が渇いたので、水出しコーヒーを。
 
私、スタバのコーヒーはあまり好みではなく(とにかく苦いんですもの……)て、かといって、この最近ブームの「サードウェーブコーヒー」系はこれはこれで酸味強めの方向が多くて、なかなか好みのものに出会えない感。
 
どこかでブルーボトルも飲んだけど「うううーん……」と。
 
このコーヒーも、香りはとても良かったけれど、やっぱり好みより「酸っぱい」方向。コーヒー道は難しい(私が単に子供舌なだけかもしれない)。
清澄白河「iki ESPRESSO TOKYO」にて
 ロングブラック \450
 リコッタチーズパンケーキ \1300
雑貨屋さんが駅の南側に集中する中、最後に一気に北上して、最後の目的地「iki ESPRESSO TOKYO」へ。
 
途中、「ブリジェラ」というブリオッシュにアイスを挟んで食べるイタリアンスタイルのアイス屋さんがあったり、またも可愛い雑貨屋さんがあったり、思った以上に道中は楽しかった。
 
で、最後に「おつかれさまー」という感じで、Tさんとリコッタチーズパンケーキを分けっこして食べつつ、今度こそホットコーヒー。
 
「ロングブラック」という飲み方は、お湯が添えられてくるんですねー 「ロングブラック」というコーヒーメニューは、エスプレッソに別添で湯がついてくる、というもの。
 
エスプレッソ「アメリカーノ」もエスプレッソに湯を加えたものだから似た感じだけど、「あ、自分でお湯入れるんだ……」と、今日初めて見たスタイル(さっきの店でTさんはこれを頼んでいた)に、軽くびっくり。
 
私、エスプレッソはエスプレッソとして飲んでしまうから、面白いなぁと思った。確かに湯を足した方がコーヒーの風味は良くわかる……かな?
 
そして、待望のリコッタチーズパンケーキが、今日の一番上の写真。
 
高さのあるパンケーキは、ふわふわほわほわのスフレタイプ。シロップとホイップクリーム、数種類のフルーツつき。
 
リコッタチーズのパンケーキといえば「bills」のが有名だけれど、あちらの方が、生地がざっくり混ざって、ペタッとした水分多めの食感だった記憶。ふわっときめ細かい生地で、ここのパンケーキ、たいそう美味しかった。疲れが吹っ飛ぶ素敵な舌触り。
まぐろぶつ
筑前煮の残り
ビール(サッポロラガービール)
そして帰りは、乗り換え駅の錦糸町の「魚寅」で、定番の「まぐろぶつ&たこぶつ」を買って帰宅。
 
ささっと丼にでも……と思っていたところ、だんなの帰りが遅いということで、残りごはんで息子に丼を。私はビールの肴にまぐろをそのままつついて食べた。幸い、昨日の残りの筑前煮もあったので、簡単に済んでしまったな。
 
スマホ機能の万歩計によると1万歩以上歩いたみたいだし(この機能、Tさんは御存知なくてめっちゃ驚いてた)、ランチは素食だし、健康的な一日だった。パンケーキ食べたけど、まあそのくらいは、ね。