2017年2月11日土曜日

蔵王のお昼はジンギスカン

※今日の写真はクリックすると大きくなります※
「ほんのり屋」の
 牛タン青唐味噌むすび
 炙りたらこむすび
 唐揚げ&玉子焼き
お茶
この週末は、いつものメンバー8人が集って、いつもの山形蔵王へスキー旅行。
 
朝7時過ぎの新幹線だったので、朝7時開店のお弁当屋であれこれ買うのは時間的に厳しいよねと、事前に全員分、希望を募って、東京駅新幹線改札近くの「ほんのり屋」におむすびの予約を入れておいたのだった。こういうことを細々やってくれるのは、有能幹事のだんなだ。
 
7時の開店と同時にお店に訪れると、既に店頭には20人くらいの行列が出来ていて、そんな中、するっとカウンターに直接声をかけて紙袋に詰められたおむすびをすんなり受け取ることができた。予約、めっちゃ便利。
 
先日店頭を訪れて予約を入れた際に期間限定メニューの「牛タン青唐味噌むすび」があったので、私は1個をそれにしてもらった。あとは定番の炙りたらこ。3個入りの唐揚げは家族で分けて食べることにして、玉子焼き2切れはだんなと半分こ。
 
牛タンそのものがほんのりピリ辛味のおむすびは、肉厚の柔らか牛タンがどっさり詰まっていてたいそう美味しかった。
 
この週末はかなりの大型低気圧が来ていて、鳥取あたりは大雪になっているそう。車窓から見える風景は、度々「吹雪です」という感じになっていたけれど、新幹線は遅延することもなく無事に山形駅に到着した。
蔵王温泉「とみたや」にて
 ジンギスカン定食 \1500
 ビール(中瓶) \550
で、まぁ、そんな週末の天気なので、今日のスキー場の天気も「お察し」という感じ。昼頃からは夕方までは吹雪マークがついていて、「こりゃ全然滑れないかもねー」と言いつつ、でも案外と麓は「吹雪」というほどでもなくて(雪は降ってたけど)、とりあえず身支度整えて、必要な人は予約してあったレンタルスキー屋でスキーや靴を受け取って、「じゃあ、とりあえず昼御飯?」と。
 
いつも訪れるお店はあいにく満席で、ならばと訪れた土産物屋併設のレストランは休業で(土曜日なのに!祝日なのに!)、じゃあ……と、初めて訪れる「とみたや」という食堂に入ってみることに。
 
生ラムジンギスカンが食べられるお店で、でも他にも定食メニューが唐揚げ、とんかつなどなどあって、うどんやそばなどのメニューも充実。
私とだんなと、友人息子のK君の3人が「ジンギスカン定食」を頼むことになった。
 
「定食」だし、値段も1500円とそこそこお手頃だし、事前に炒められたものが出てくるのかな?などとも思ったけれど、卓上に出てきたのはカセットコンロと鋳鉄製のジンギスカン鍋。
 
え?これで1500円なの?という、充実のボリュームの厚切りカットのラム肉と、更にどっさり量のもやしとキャベツがやってきた。野菜は他に玉ねぎ、茄子、ピーマン、エリンギ、かぼちゃも。
 
あとは御飯と味噌汁、漬物盛り、切り干し大根の小鉢……だったかな。御飯がたいそう山盛りで、だんなにそれを手伝ってもらいつつせっせと焼いてせっせと食べたけど、呆れるほどお腹いっぱいになってしまった。
 
K君は、これがジンギスカン初体験だったのだそう。お母さんが羊肉苦手で、一度も今まで食べたことがなかったんですって。
「ジンギスカンうまい!超うまい!タレだけで御飯食べられる!」
だそうで、これはあかんものを覚えさせてしまったかな、と苦笑い。
 
ぎりぎり晴れたタイミングで、写真ぱちり。雪はもう最高で。 で、他の皆も充実の昼御飯を食べてしまったところで、「じゃあ2時間くらいは頑張って滑りましょうか」と、ゆるゆるスキー。
 
麓は「そこそこの雪」くらいだったけれど、ロープウェイを1本乗ったら脳内BGMが「こなあぁぁぁぁゆきいぃぃぃぃ♪」ではなく「ブリザード♪ブリザード♪」になり、風で舞い上がる雪のせいでのあまりの視界の悪さにゲーム「かまいたちの夜」のテーマ曲が脳裏に流れ出すのも待ったなし、という感じ。
 
あ、これはあかん……となりつつ、一緒にロープウェイに乗った5人で3~4本山の中腹で滑った後は、「これは麓側で滑った方が危なくないわ」と下山ルートに向かい、あとは各々、個人行動で宿最寄りのゲレンデを好きなだけ滑って終了……という流れ。それでもリフトの2時間券買って、1時間半ちょっとくらいは、頑張って滑ってきた。
 
視界が悪いと、高低差も前後左右の感覚もおかしくなって、車に酔ったみたいな感じになるのがね……つらいわ。あと運動不足もつらいわ。
スキー宿での夕御飯~
 先附 うるいと鮟肝辛子酢味噌
 前菜 いか梅肉ジュレ・バイ貝煮・蛍烏賊・合鴨たたき・海老のテリーヌ
 お造り カンパチ・甘海老・刺身こんにゃく
 焼物 鰆の西京漬け焼き・はじかみ・叩き牛蒡
 煮物 鰤大根・椎茸旨煮・スモーク玉子・針柚子
 鍋 山形豚肉 白ワインしゃぶ鍋・ごまだれ
 皿 ロースビーフと林檎のサラダ仕立て・ベビーリーフ・紅芯大根
 食事 山形県産はえぬき
 お椀 蔵王名物からから汁 豆板醤 酒粕 豆腐 小葱
 香の物 青菜漬 赤かぶ漬
 デザート 抹茶ロールケーキ いちご
 ビール・日本酒
早々に宿にチェックインした後は、お風呂の前に夜の飲み物やお土産の買い出しに行き、その後はのんびり温泉を堪能して、我が家の部屋に集合してちらっとカードゲームなど。
 
天候の悪さもあって(あと、面子がそろそろ良い年齢というのもあって……)、たった2時間のスキーなのに、割と皆、へろへろに疲れていた模様。
 
今日は、なんと夕飯終わって夜9時には皆が部屋に戻って就寝するという、かつてないおとなしいスキーの夜になったのだった。元気な頃は日付が変わるまでモンハンしたりしていたのにねぇ。
 
いかにもな「温泉旅館飯」だけど、これがなかなか美味しくて。 定番のスキー宿の飯、今回はこんな感じ。
 
鍋が白ワイン風味の豚しゃぶで、レタスが盛られていたのが良い感じ。
 
まるっきりの和食というわけではなくてローストビーフがあったり、先附や前菜は日本酒に合うものだったりと、酒好きにもなかなか嬉しい献立なのだった。
 
写真には無いけれど、最後に貰った「豆板醤と酒粕入りの、ピリ辛こっくり味の豚汁」という風の「からから汁」がたいそう美味しかった。昼にけっこう食べたけど、何一つ残すことなく、めでたく完食~。
 
小学生の頃は、「食べるもの(=好きなもの)が無い……」とちまちま並ぶ和食系おかずを嫌がり、ある程度の年齢までは子供用の膳を用意してもらっていた息子とK君も、今ではもう大人用の膳をぺろり(どころか御飯おかわり)。
 
ちらっと調べたら、息子のスキーデビューは2006年1月だった模様。蔵王に来るようになったのは2007年2月から。同年12月には、クリスマスの休みを蔵王で過ごし、クリスマスイブの夕飯が、今や蔵王スキーでの〆夕飯定番の「冷麺さくら」初回訪問なのだった。そっか、もう10年近く通ってたんだ……そりゃ大人たちも年を取るわけだわ。