2017年2月1日水曜日

吉祥寺で観劇~

※今日の写真はクリックすると大きくなります※
吉祥寺「アムリタ食堂」にて
 アムリタ・スペシャル \1430
 ドリンクバー \280
今日はだんな、朝食要らずの早め出勤で、私はお出かけ。
ちょっと早めの昼御飯予定だったので、じゃあ朝御飯はスルーで良いかなと、午前中適当に家の事を諸々片付けてからお出かけした。
 
目的地は、数年ぶりの吉祥寺。昔々、京王線沿線に住んでいた時には時々遊びに来ていた街だけど、もうすっかり御無沙汰だ。よく考えたら、総武線各駅停車1本で行ける場所だから、移動のらくちんさで言えば新宿に行くのと大差ない感じではあるんだなーと。今日は雑貨屋巡りなどをする余裕はなかったし、また改めて遊びに来たいな。
 
で、事前に調べておいて、「昼御飯はここかここかここで食べよう」とアタリをつけておいたお店で昼御飯。牛かつのお店とか、カレーの美味しい喫茶店などと悩んだ結果、タイ料理屋さんの「アムリタ食堂」に行ってみた。かなりの人気店みたいで、開店の11時半直前についてみると10人以上の待ち客が。
 
「予約のお客様から御案内致します~」
と、開店と同時に予約客から先に席を通し、12時になる前にほぼ満席になってしまった。大人数で楽しめるソファ席などもあるし、1人客でも2人用のテーブルが並ぶ一角があったりして、居心地良く食事できた。
 
食べてみたのは、メインのおかずが選べる「アムリタ・スペシャル」。
 
鶏の香ばし焼き(手羽と鶏むね肉が1切れずつだった)と、タイの蒸しもち米(お店の推奨は、フィンガーボールで手を洗いつつ指で握って食べてね、だそう)、そして選べるおかずは4種類。
 
グリーンパパイヤサラダ、豚挽き肉の香味あえ、春雨のサラダ、トントロの香味あえ
の4択で、「挽き肉かトントロだなー」と考えて、トントロの香味あえにした。
 
更に、全てのランチメニューにサラダとスープのビュッフェがついてくる。
 
スープは白菜や人参、挽き肉入りのとても具沢山なもの。サラダ野菜も普通な感じで、でも、蒸したさつまいもが具にあったのが面白かった。ドレッシングは自家製で3種類、ナムプラー&レモンベースの辛くないドレッシング、タイハーブ&マヨネーズベースの辛くないドレッシング、トムヤム味のピリ辛マヨネーズドレッシングですって。
 
全体的に、説明が丁寧で説明札が可愛らしくて、良い感じ。
 
おかずは唐辛子2つマークで、好みで辛さも変えられるということだったけれど、そのままで。
 
思った以上にしっかりピリ辛味で、ボリュームたっぷり。香菜がどっさり乗っていて、多分これ、「ナムトック」という料理なんだろうな。砕いたピーナッツみたいなのがまぶされていて、これ、炒ったもち米を砕いた「カウクゥア」なんだろうな……と、最近ちょうどタイ料理のレシピ本を読んだところだった私は「おお、復習できた」と嬉しくなっちゃったり。
 
すっぱ辛くて、旨味たっぷりで、何より香菜たっぷりで嬉しいおかずだった。
 
そして何より面白かったのが、280円でつけられるドリンクバー。
「季節によって変わるお茶やジュースが楽しめる!はちみつ、シナモン、コンデンスミルクなどを使ってオリジナルアレンジしてさらに楽しんでね!」
だそうで、メニューにおすすめアレンジが色々掲載されていた。
 
パインジュース2:豆乳1+好みでガムシロップで「豆乳パイン」
はちみつ1cmにレモン少々、お湯で割って「はちみつレモン」
牛乳+ガムシロップ+レモン少々で「レモン牛乳」
コーヒー+コンデンスミルク+シナモンパウダーで「シナモンミルク珈琲」
ココア+コンデンスミルク+湯+シナモン1ふり+クローブ1ふりで「スパイスココア」
ジュース2種類を1:1+コンデンスミルクで「フルーツオレ」
 
だそうで、楽しい選択肢がいっぱい。豆乳や牛乳が飲み放題でコンデンスミルクまで、というのはあんまり経験なくて、乳製品好きとしてはたまらない感じだった。
 
最初におすすめの「豆乳パイン」を、次は「フルーツオレ」をパインジュース、オレンジジュース、アップルジュースの3種ミックスでいただいてみた。フルーツジュースにコンデンスミルク混ぜると、ほんとに笑っちゃうくらい「フルーツオレ」(というかミックスジュース?)の味になって、とても楽しい。
 
最後はホットのチャイもいただいた。保温ポットにたっぷり入っていたこのチャイも、濃厚なミルク味でとても美味しかった。時間あったらデザートもいただいて、もっとだらだら楽しみたかったところ。
 
そして午後は小劇場「吉祥寺シアター」で「世界会議」という公演を見てきた。例のチケット互助会的サイト経由で見に行ったのだけれど、まさかの最前列。舞台が客席とさほど段差がなく、その距離感が小劇場ならではで圧倒的迫力だった。
 
「各国の偉人の亡霊が世界を論じる会議を開催。能楽師、ダンサー、俳優、サーカスパフォーマーといった男女7名のパフォーマーと、3名の音楽家による生演奏、現代美術家・栗林隆による舞台美術が作品を立ち上げる」
 
という音楽劇のような舞踏劇のような……な不思議な世界観の1時間半。白装束を纏ったキャラクターはヒットラー、毛沢東、空海、ジャンヌダルク、ガンジー、マザーテレサ、南方熊楠というこれまた個性的な謎な面々で、服のパーツの違いや役者さんの顔や動作で「あ、この人空海だ」とすぐわかるようになっていた。
 
風刺っぽいけど説教臭くもなく、演出脚本の小池博史さん曰く「"解読"させるのを目的としてはいず、全身体的に感じてもらうことを目的としています」と言うだけあって、分かりづらい部分も、ちょこちょこ。
 
「……で、どうことだってばよ?」
と思っちゃ……いけないんだな。うん。
 
ジャンヌダルク(の亡霊)訳の荒木亜矢子さんが、凜とした美しさがあって素敵だった。能役者の清水寛二さんの所作も動きや発声などが全然違う独特の存在感。面白かった。
「吉祥寺さとう」の丸メンチカツ・コロッケ・自家製焼豚
キャベツの千切り
ポテトサラダ
クラムチャウダー(キャンベル缶)
羽釜御飯
ビール(サッポロラガービール)
んで、せっかく吉祥寺に来たしと、超人気のメンチカツの店「吉祥寺さとう」で、30分並んで名物メンチカツを買って帰った。
 
他のお惣菜や肉類は並ばずとも買えるのだけれど、メンチカツだけは、道路を挟んだ反対側の通りにまでずらりと20人以上の行列が。メンチカツ購入用の専用札まで渡されて、じわりじわりと進む行列をじりじり待って買って帰ってきた。
 
まん丸な形状のメンチカツ、さすがに1人2個じゃ多いかな……と、メンチカツとコロッケを3個ずつ、それと自家製焼豚も買ってきたのだけれど、結果としてはメンチカツ1人2個でも良かったかも。
 
メンチカツの値段は4個までは1個220円、5個以上なら1個180円という設定の値段ということもあって、それをだんなと息子に伝えたら
「だったら1人2個で良かったのに」
「なぜベストを尽くさないのか」
とダメ出しされてしまったのだった。
 
2個でも3個でも余裕で食えるよ!と息子が言うだけあって、肉汁たっぷりのメンチカツは確かにとっても美味。
 
大量に揚げているのだろうに、油臭かったりすることもなく、さすが人気店の人気商品の味だった。
 
吉祥寺店では大行列のこのメンチカツ、銀座にもお店があって、ここなら並ばずにメンチカツが手軽に買えるのであるらしい。調べたら、何度も行ってる鰻屋さん「ひょうたん屋」のすぐ近く。
 
銀座店にはこの店限定のメンチカツバーガーとかコロッケバーガー(これは3月末までの期間限定)があるらしいから、いつか買いに行かなくちゃ。
 
で、帰宅もけっこう遅かったので汁物は手抜きしてキャンベル缶を使うことにして、千切りキャベツとポテトサラダだけはしっかりたっぷり用意した。ポテトサラダは粒マスタードと、胡椒まぶしのハムを混ぜたちょっと大人の味のものに。