2016年6月4日土曜日

整体からのアメ横飲み

※今日の写真はクリックすると大きくなります※
「ピーターパン」の
 トリプルチーズクッペ
アイスカフェオレ
昨秋、右肩から始まった、寄る年波的な病、「四十肩」。地元の整体に何度か行ってみたり、親戚お勧めの漢方飲んでみたり色々やっていたのだけれど、そもそも、放っておいてもそこそこ治っていくものなのであるそうで。
 
なんだか地味に楽にはなってきていたし、まあいいやと思っていたら、右肩が楽になってくる代わりに今度は左肩が痛くなってきてしまって、夜に寝返りを打つのもしんどくなってしまった。
 
だんな曰く、「お世話になっている整体屋さん、"四十肩は、整体屋は超得意分野です"って言ってたよ」と。
 
悪いこと言わないから一緒に行こうよ俺も腰とか揉んでもらいたいところだったし、と言うので、今日、だんなの分と一緒に予約を入れてもらった。
 
私はどうにも脱力が苦手で、「揉み返し」が派手に起こることも多いから、揉んでもらっても結局しんどいだけで終わったら嫌だなぁ、そうじゃないと良いなぁ……と思いつつ、とりあえず朝食もぐもぐ。
 
ピーターパン」で買ってきた、定番パンの「トリプルチーズクッペ」をしっかりめに温めてだんなと半分こ。起きて来ない息子の分のパンは食卓に出しておいて、午前中早めの予約に合わせて、上野にしゅっぱーつ。
上野アメ横「カドクラ」にて
 牛スジ煮込み 2×\150
 特製ハムカツチーズ入り \350
 だし巻き玉子焼き \250
 串焼盛合せ5本 \600
 牛バラ辛味噌焼 \300
 ホルモン焼うどん \450
 ビール(アサヒエクストラコールド)
 ホッピー(白)
 ホッピー中
だんなが「○○さん、まじゴッドハンド」と、ここ10年くらい、不定期にお世話になっている上野の整体屋さんは、派手な広告や大きな看板もない、クチコミだけでひっそりやっているようなところ 。でもその技術に惚れ込んでいるお客は多数いるみたいで、スポーツ選手もお世話になっていたりするのだとか。ジャンル的には「スポーツ整体」なのかも?
 
私は、「こりゃひどい」と言われるくらいの症状で、
「うーん……本当は何度か通っていただきたいところですけど、遠くから来てくださってるし、なるべく1回で持って行けるところまで持って行きますね~」
ただし、けっこう痛いし、数日痛みが残ると思いますここは、と言われた。
 
もういいです、やっちゃってください痛くていいです四十肩続く方がきついです、と、思いきりやってもらったら、そりゃもう思いっきり、痛かった。
 
体中から変な汁が出るし、痛みで脳味噌ぐにゃぐにゃになる感じだったし、
「きゃー!痛い痛い……これは痛みの宝石箱やぁ~」
と口走って、先生やだんなに笑われまくったり。
 
でも、地元の整体では触られもしなかった、「そうそうそこそこ、そこが病巣の親玉だよ」みたいなところをダイレクトにほぐしてもらって、体はずいぶん楽になった。江戸時代から「髪が結えない、帯が結べい」病としてメジャーだったらしいこの悲しき病気、でも、終わったときには「後ろから手を回して反対の耳に触れない」くらいだった左腕が、触れるくらいには回復していた。強ばっていた可動域もかなり増した感じで、本当に何より。
 
でも根は深そうだから、また来た方が良いかもなー(でも痛かったなー……)。
 
2時間近くマッサージしてもらって、私頑張った、超頑張った、と、せめてお昼は美味しいものを食べましょうと、上野をぷらぷら。御徒町方面にあるとんかつ屋さんにでも行きましょう、とアメ横を突っ切ったところで、そこかしこにある立ち飲み屋さんの看板と目が合った。
 
お昼御飯、君に決めた!と「カドクラ」さんに。 昼だというのに、そこら中のお店が大繁盛。
 
店頭から美味しそうな匂いが漂ってくるし、値段は安いし、特にこの店は「牛スジ煮込み」「バラ焼」と美味しそうなメニューが並んでいて、「ここだ!」と、この店でお昼御飯にすることにした。
 
立ち飲みカドクラ」というそのお店、上階や焼肉店「太昌園」なのであるらしい。肉料理が豊富で、ホルモンにスジに牛バラ焼き、と、肉系メニューが充実しているのはそういうことだったのね、と納得。
 
料理メニューは「あ、これ食べたい」なものが山盛りで、アルコール類もお手頃価格。立ち飲みエリアの奥にはテーブル席もあって、ただし席料200円/人で2時間制とのこと。200円で座れるならそっちが良いやとテーブル席で楽しんできた。その席料込みのお通しは、自家製らしいキムチと白菜のキムチ。
 
種類豊富な串焼きは、2本で300円だけれど、おまかせ5串で600円。特に嫌いなものはないしとおまかせで頼んで、だし巻き玉子と、「カドクラ名物」らしいハムカツは、プレーンとポテトサラダ入り、チーズ入りからチーズ入りを選択。
 
期待のモツ煮込みは残念ながら売り切れだそうで、代わりに牛スジ煮込みを頼んだら、これがたったの150円(その分は控えめと言えば控えめだけども)で、とっても美味しかった。柔らかくホロホロ煮えていて臭みもなく、案外と薄味。あんまり美味しかったのでこれはおかわり。
 
ざっくり荒い衣のハムカツは、ハム2枚の間にチーズを挟んで揚げたもの。串は、レバ、ハツ、シロ、カシラ、かわの5種類だったみたいで、これもだんなと分けつつもぐもぐいただいた。
 
上野「カドクラ」、おすすめメニューの「牛バラ辛味噌焼き」。玉ねぎたっぷりです。 これも「おすすめメニュー」だった、「牛バラ辛味噌焼き」。
 
玉ねぎが7割といった感じではあったけど、でも300円。
 
小さめのアルミ皿やシンプルな白皿に盛られてくる料理は、外見はいかにもな「安居酒屋」的なものだったけど、でも味はチェーン安居酒屋のそれより数段美味しかった。大満足。
 
シメの炭水化物も、「牛スジ煮込ぶっかけ丼」とか「チャーシュー丼目玉焼のせ」といった魅惑的な品がいくつもあったのだけれど、モツ煮が食べられなかったしねということもあって「ホルモン焼うどん」を。
 
かつおぶしたっぷり、醤油味の焼きうどんも、期待通りの美味しさで、幸せだった。
 
2人でけっこうお酒も飲んで、これだけ食べて、お会計は4000円ほど。「せんべろ」ならぬ「にせんべろ」なランチに満足して、アメ横でゆるゆる買い物してから帰宅した。
いも子とこぶ太郎・IMO&MAME
とまチョップ珍味(ほっき踊り)
「魚久」の京粕漬け(鱈・鮭)
まぐろの刺し身&ねぎとろ
わかめの味噌汁
羽釜御飯
日本酒(奈良 油長酒造 雄町純米吟醸しぼり華60)
酔っ払った勢いで、アメ横で鮪を買って帰ってきた。
 
「これ、この大トロ、5000円のとこ3000円でいいよ!」
と言われて、まあその値段じゃねと思いつつ眺めたら、「これつけちゃう!あとこれも!」と赤身の大きめのサクを2つつけてくれた。
 
見た目、いかにもなバチだし、表面積は大きいけど、微妙に上げ底してある風な発泡スチロール皿で薄そうではあったけれど、まあ3000円ならいい……のかな?とこれを購入。大トロはせいぜい中トロだったし、「中トロだよ」と言われたそれも明かな赤身だったけど、これもまぁ、いいや、と。
 
夕飯は早速大トロの方を切って食べることにした。微妙にスジが残るサクだったので、こそいで「ねぎとろ」に。
 
だんなも私も、整体後でぐにゃぐにゃなうえに昼飲みでますますぐにゃぐにゃになってしまっていたので、なるべく手間はかけない方向で、と、数日前にだんなが出先で買ってきてくれていた「魚久」の粕漬け焼いて、あとは乾物系おつまみをちょこちょこと。味噌汁くらいはあった方が良いでしょと、だんながわかめの味噌汁を支度してくれた。
 
美味しい日本酒が飲みたいね~と、開けたのは奈良油長酒造の雄町。だんな曰く、「好きな雄町の酒トップ3に入る」のが、風の森の雄町とのこと。
 
微発泡で、適度な酸味。と同時にいかにもな雄町っぽいどっしりさと米の旨味の濃厚さがある、たいそう好みな方向のお酒だった。最近、備忘録も兼ねて「日本酒アプリSakenote」に外飲みや、買い置きの酒のストックなどの記録をつけているのだけれど、間違いなく、私の中では星5つ。
 
美味しすぎて、だんなから
「おゆきさん、ペース早いよ、早い」
と言われる勢いで、くいっくいっと飲んでしまった。あかん、これは美味しい。
 
おつまみの1つ、「ほっき踊り」は、「北海道出張土産、甘味系は家にも色々あるので、酒の肴が欲しいです」とリクエストして買ってきてもらった「とまチョップ珍味」シリーズの1つ。他にも「鮭とば」とか「ひとつぶの幸せ」(北海道産つぶ貝の燻製)などもあったりして、これも食べるのが楽しみだ。