2016年4月25日月曜日

銀座で松花堂&日本酒

※今日の写真はクリックすると大きくなります※
「Johan」のパンいろいろ
 マイース
 バナナブレッド
 新玉ねぎの薄焼きパン
枇杷・さくらんぼ・苺
カフェオレ
昨日は夕食ついでに恵比寿三越で色々お買い物してきた。
 
夕方遅めの到着だったので、Johanには息子好物のチョコブレッドがあいにく残っておらず、でも焼きたてのコーンパンは購入できた。他にも諸々惣菜パン、菓子パンを買えたので、今日はそれらを並べて朝御飯。
 
果物も、同じく恵比寿三越内の生鮮コーナーに並んでいたのを買ってきたもので、房州枇杷と国産さくらんぼ、苺はあまおう。
 
どの果物も甘くて美味しく、見た目もぴかぴか。値段も相当良かったものだろうと思うのだけれど、あのとき私はけっこう酔っ払っていたので(=ビール中瓶8割方飲んだ後にボトルワインも8割方私が飲んだ夕飯後だった)、母がぽいぽい籠に入れていた果物の値札はあまり見ていなかったりした。
 
うっすら残った記憶だと、1パック6個入りの枇杷を前に
「このくらいので充分だよ、この1パック600円ので充分だよ」
と私が言って、
「ダメよーせっかくだから大きくて綺麗なのにしなさいよ」
と母が言って、私が手にしようとしたパックの倍の1200円するものを買っていたような気が。
 
さすが1個200円の枇杷、ごろりと大きくて、甘くてジューシー。普段の食卓にはまず上らないレベルの枇杷だった。宝石みたいだな。すごいな。
銀座 東急プラザ内「日本酒バル のまえ」にて
 のまえ松花堂弁当 \3800
 日本酒(風の森 ALPHA TYPE2) \700
 日本酒(紀土 純米吟醸) \650
どっかにお買い物に行きましょう!と本日の母。
 
じゃあ、銀座に行ってみる?昔、数寄屋橋阪急だった場所に、ついこないだ東急プラザがオープンしたんだよーなんかいろんなお店があるみたい、と誘って、銀座までお出かけしてきた。
 
飲食店含め、全てのショップが11時オープンというちょっと遅めのスタートのショッピングビルで、オープン数分前にビルに到着すると1階は百人単位で人が溢れる、なかなか大変な混雑ぶり。
 
「奥のエレベーターホールでお待ちくださーい」
と誘導されるも、そこのエレベーターで上を目指すとなると3往復分くらい待たないと乗れなさそう。フロアマップをネットで確認すると、奥に別のエレベーターもあるはずなんだよね……、と、店内に至る別の入口の方に向かったところでちょうど11時になり、目論見通り店内エレベーターであっさり上階に向かうことができた。
 
飲食店は絶対混むから、この建物内で食べるならオープンと同時に向かった方が良いと思うよー、と、向かってみたのは「日本酒バル のまえ」というお店。
 
京都の割烹「下鴨茶寮」がこのビル内に「東のはなれ」を出店し、同時にできた新店舗が「のまえ」。コンセプトは「料亭の技をさり気なく生かした端正な肴と晴れやかな日本の酒のマリアージュをご提案」というものらしい。ランチメニューは2000円からとお手頃価格。
 
昼食は、その2000円の「応量器膳」と、3800円の「のまえ松花堂弁当」の2種類のみだそう。松花堂弁当の方は数量限定ということもあり早めに売り切れてしまいます、とお店の人に勧められ、松花堂弁当にしてみた。
 
「日本酒バル のまえ」の先附。白木の盆がとても綺麗。 最初に先附が出てきて、モダンな弁当箱の内容は「口取り・小鉢・焚合・和え物・肉の焼物・魚の焼物・揚物」とひとそろい。
 
あとはお椀・御飯・デザートという内容で、期待以上に美味しかった。
 
これはとても幸せなお昼御飯♪
 
店内はあっという間に満席になり、私たちが店を出た12時過ぎには10人ほどが店頭に列を作っている状態だった。
 
お昼のドリンクメニューでは、「日本酒」「氷温酒」といった銘柄抜きの掲載だった日本酒。聞けばランチのお勧め酒は日によって内容を変えて、お酒リストに載る価格より安価に提供しているとのこと。氷温酒は「風の森 ALPHA TYPE2」(通常価格は900円)を出しているとのことだったので、まずはそれをいただいた。
 
「お米のジュース」と形容したくなるような甘くふくよかなお酒で、それが氷水の温度くらいにまでキンキンに冷やされて出てきた。酒器はワイングラス。
 
先附は、鯛のお刺身と、軽く火を通した蕪に、九条葱のソース。
 
赤蕪?かな?桜の花びらの形に切られたものが添えられていて、彩りもとても綺麗だった。松花堂も、煌びやかさはあまりないものの、玉子焼き、鰹のたたき、天ぷら、帆立の白味噌ソースがけ、炊き合わせなどなど、どれも隙のない仕事がしてあって、上品かつ上質、という印象。
 
桜海老on筍御飯。やばい、美味しすぎ。 お椀は真丈と桜型の人参、木の芽の吸い物、そして御飯は筍御飯にたっぷりの桜海老の素揚げを乗せたもの。
 
この御飯が、反則でしょー!ってくらいに美味しかった。普段は米飯をほとんど口にしない母も、これは美味しい美味しいと食べていたほど。
 
氷温酒を飲んだ後は、私は引き続き日本酒を冷やで、母は鳳凰美田の桃酒を。
 
「うーわ、九平次のポンヌフがあるよ、鳳凰美田はよりによってブラックフェニックスがあるよ、なんだこのリスト」
料理が美味しくて、お酒もきゅんきゅん来るものが揃ってるとか危険すぎ……と思いつつ、私は紀土の純米吟醸を。
 
ランチタイムはとにかく賑わっていて店員さんもてんてこまいという感じだったから、あれこれ聞いて飲むのは控えたのだけれど、客足が落ち着いた時期になってから夜に来て「雄町のお酒、何があります?愛山は?」などと聞いたら面白いお酒が飲めるかしら。どうかしら。
 
そしてデザートは、苺のソースをかけた水ようかん。
 
食後は改めて東急プラザの中をひととおり見て回ったのだけれど、数寄屋橋阪急時代は「衣類もインテリアグッズも、そこそこ身の丈に合ったもの」が色々あったのが(何しろGAPが入っていたりしたもので)、ここは違うなぁ、と。
 
10万円以上もするバッグなどがごろごろ売られていて、全体的になんというか「ちゃうねん……」という感じだった。ちょっとがっかり。
 
特に大きな買い物をするということもなく、地階のパン屋で朝食用のパン買った後は「ここは身の丈ぴったりエリアで安心です」という有楽町交通会館に移動して、大阪アンテナショップで「ぼんち揚げ」買って、「むらからまちから館」で山形と岩手の2種類のゆべし買って、ゆるゆる帰宅した。
津田沼「銀座アスター津田沼賓館」にて
 三鮮盤 \3024
 海鮮春巻 2×\356
 蟹肉奶油白菜 \1836
 湖南欧州猪肉 \2376
 青椒牛肉絲 \2592
 油淋鶏 \2052
 叉焼麺 \1404
 蟹肉櫻蝦炒飯 \2160
 鮮果杏仁豆腐 \756
 草苺汁杏仁豆腐 2×\756
 生ビール 4×\658
 生ビール(小) \561
 コーラ \540
を、4人で平らげました。
今日はだんなもそこそこ早くに帰れそう、という事だったので、皆一緒に地元で夕御飯。
 
「銀座アスター津田沼賓館」にて、定番3品の前菜盛り合わせ。 昨日はがっつり洋風肉料理だったので、今日は方向変えて中華が良いんじゃない?と、「銀座アスター津田沼賓館」に。
 
清潔感のあるお店だし、どの料理も安定して美味しいし、ということで、「母と一緒の地元中華」の定番店だ。
 
季節限定のメニューが魅力的だったのでそこから多めに注文して、「海の幸の春巻(海鮮春巻)」は2本を半分カットにしてもらって1切れずつ。
 
「イベリコ豚の湖南風やわらか煮(湖南欧州猪肉)」と「ずわい蟹と桜海老の炒飯(蟹肉櫻蝦炒飯)」も頼んでみた。
 
母好物の「三種前菜盛り合わせ(三鮮盤)」と「青椒牛肉絲」、息子が1人で抱えて食べる分の「叉焼麺」、みんな大好き「油淋鶏」、あとは味の方向の違う野菜料理が欲しいねと「白菜と蟹のクリーム煮(蟹肉奶油白菜)」。
 
デザートもしっかり食べたら、かなり真剣にお腹いっぱいになってしまった。連日御馳走だ。
 
中華のクリーム煮って、やっぱりエバミルクを使うのかな?美味でした。 見た目はちょっとばかり地味だけれど、皆が「おいしー!」と喜んだ、白菜と蟹のクリーム煮。
 
白菜の芯がとろっとろになるまで柔らかく煮込まれていて、蟹肉もたっぷり。旨味づけに、中華ハムを刻んだものが散らされていて、その存在感も良い感じ。
 
前後してやってきた春巻は、「海老のすり身に帆立貝やいか、筍を加えたぜいたくな春巻です」とのことで、ムース状の具が詰まっているほんのり洋風っぽさがあるもの。塩が添えられてきて、塩で食べる春巻というのも新鮮で美味しかった。
 
「イベリコ豚」は「欧州猪肉」だそうで。面白いな~。 これは「イベリコ豚の湖南風やわらか煮」。
 
見た目から感じるほどには濃い味ではなくて、食べやすかった。
 
青梗菜の他に添えられた、さやいんげんのような外見の野菜はほんのり酸味があって不思議な味わい。
 
風味がさやいんげんのそれとはちょっと違っていたから、蕗かな?わらびかな?なんか違うよね、と話していたのだけれど、帰宅してから調べたところによると中国の漬物の「酸菜」というものだったみたい。
 
でも、酸菜は白菜を使うのが一般的らしく、今日のこれは白菜ではなかったから、謎は軽く深まった。湖南料理は「ささげの漬物」を使うことがままあるみたいだから、それだったのかなー。美味しかったし、面白い料理でした。
 
昼にちょっと似たものを食べたような気がしないでもないけれど、シメの炒飯はずわい蟹&桜海老入り。蟹と桜海老、両方の風味がしっかり濃厚で、季節の味の空豆も入っていた。
 
デザートは、これなら3杯くらい食べられるよ!ってくらい好みの味でした。 お代わりしたいほど美味しかったデザートは、これも季節ものの「いちごミルクの杏仁豆腐」。
 
「杏仁豆腐に、いちごココナッツミルクを注いだ春限定のおすすめデザートです」ですって。
 
生の苺の果肉とジュレっぽいソースがかかっているのはココナッツミルクに練乳を合わせた風なもの。
 
お馴染みの菱形にカットされたちょっと固めの杏仁豆腐がざくざく入っていて、杏仁の風味もココナッツミルクも練乳も大好きな私には、好きなものだらけの甘味だった。
 
杏仁豆腐がもうちょっと柔らかくて、もうちょっとミルクと一体化しているような食感だったらもっと好みだったかなと思うけれど、でもでも幸せ。
 
私たちも年よねーさっぱり食べられなくなったよねーと言いつつ、こうして書いていて「超食べてるな……」と思った私。