2015年9月30日水曜日

母帰郷前、野点会席。

※今日の写真はクリックすると大きくなります※
バタートースト
果物いろいろ
ミルクティー
昨日、息子の分だけお弁当を作ったら「俺のはないのね?」とだんなに少ししょんぼりされてしまったので、ならば今日は!と、昨日お肉屋で買ってきたとんかつ使って、かつ丼弁当(職場で炊飯するだんなには「かつとじ煮」で用意)。
 
息子の二段弁当箱には、大きめサイズの容器の方に小さめサイズのかつ丼を詰め、あとはほうれん草の胡麻和えや総菜類を適当に詰めて、大粒のマスカットも無理矢理詰め込んだ。
 
  • かつ丼
  • ほうれん草の胡麻和え
  • ポテトサラダ(スーパー惣菜)
  • ささかまぼこ(市販品)
  • 梨・ぶどう(マスカット)
  • アイスほうじ茶
 
朝食は、「Delifrance」で買ってきた、デニッシュ生地風のリッチ系食パンをバタートーストで。フルーツたっぷりあるしソーセージとかは要らないかなと、あとは、息子とだんなにはコーヒー、母と私はミルクティーで。
 
ハワイはティーバッグの紅茶か、リーフのフレーバードティーばかりだったから、「煮出しミルクティーは全然飲んでなかったでしょ?」と、牛乳たっぷりアッサムティーを出したら、たいそう喜ばれた。
 
果物は、柿と、マスカットと、あと茶色っぽい、あまり見かけない品種の洋梨は「オーロラ」という名前だったかな。「この色になったら食べ頃です」と、貼られたシールのその色まんまに熟していたので剥いてみたら、香りの良い甘い洋梨で、たいそう美味しかった。
大手町「パレスホテル東京」内「和田倉」にて
 野点会席 \10800
 ビール(サッポロ小瓶) \1210
 日本酒(加賀鳶・1合) \1870
今回は、旅行も含めると11日の長逗留だった母。そうそう家を空けていられないと、今日帰ることに。
 
東京駅で親戚へのお土産買って、あと、美味しい和食食べて帰りたいわ!ということなので、東京駅近くだったらやっぱりあそこが安定かなぁ……とパレスホテル東京の「和田倉」に予約を入れておいた。ホテルショップでお土産も買えるし(私も、ホテル地下にある「はせがわ酒店」に寄りたいし)、そこから大丸デパートにはタクシー使っちゃえば良いかなぁ、と。
 
ちょっとばかり圧迫感もあるけれど、逆にそのこぢんまり感も悪くない「和田倉」。
 
時間もあまりないので、ささっと松花堂弁当的なものを食べれば良いんじゃない?などと話して、母が「これ食べたいわ」と言ったのが「今月のおすすめ」メニューの「野点会席」というちょっと面白い弁当系メニューだった。
 
塗りの綺麗な「野点箱」に「焼肴」「焚合」「小蓋物」「揚物」の4品が納められ、その前には食前酒と先附、椀、向附も出される、けっこうなボリューム。最後は季節の「丸十御飯」と赤味噌の椀。
 
食前酒
壱ノ壱ノ壱
先附
胡麻豆腐 白ダツ アスパラ 万願寺唐辛子 紫ずきん 国産木耳 鶉玉温玉 振り柚子
冬瓜 海老真丈 松茸 薄葛菊花仕立 柚子
向附
いか 本鮪 かれい あしらい
焼肴(野点箱)
菊菜菊花浸し 本日の焼肴(銀だら粕漬け) 七分玉子 海老香煎揚げ 白身魚かすみ揚げ 鴨ロース 穴子八幡巻 香潤鶏山椒焼 蓮根甘酢漬 銀杏 青唐
焚合(野点箱)
賀茂茄子と京厚揚げ 青菜 葉山椒 振り柚子
小蓋物(野点箱)
貝汁玉〆 北寄貝 梅肉 ホワイトセロリ
揚物(野点箱)
和牛ひとくちメンチカツ 揚げ野菜 レモン
御飯
季節の御飯(丸十)
止椀
赤味噌仕立
香物
盛り合せ
水菓子
季節のデザート(柿・粒あん・栗クリーム)
 
うっかりカメラを持ち歩くのを忘れてしまい、かといって落ち着いた和食の部屋でiPhoneのシャッター音響かせるのもなぁ……、と、長く使っていなかった消音系カメラを使ったら、これががっかりな性能で、ピンぼけ写真だらけ。
 
ぎりぎり見られるレベルの2枚しかここには使えなかったけど、どの料理もとても綺麗だった。特に「先附」の、だしのジュレをかけた胡麻豆腐の鉢が、とても綺麗な、でも秋らしい彩りと華やかさ。
 
パレスホテル東京「和田倉」の野点会席。綺麗なお弁当です。 「野点箱」に納められていたのは、右の写真の4品。
 
貝類がいまいち得意ではない母のために、貝のスープと実も入った茶碗蒸し(玉〆)は、母の分は鯛のだしのものに変えて貰えた。
 
和食なのに「ひとくちメンチカツ」というハイカラなメニューが入っているのも良い感じで、ちょっと和風な味のしたソースも美味しいもの。そして何より、細かな料理がぎっしり詰まった「焼肴」の角皿が、「和弁当の魅力満載」といった風な美しさ、美味しさだった。
 
素敵な和食のお店は巷にたくさんあると思うのだけど、なかなか知る機会が無いこともあり、そして母がホテル好きな事もあり、「高級ホテル内のお店なら対応や雰囲気にも間違いはないし」と、ホテルのお店に足を向けがち。でも、今日も美味しかった。
 
昼食後は、ホテルのペストリーショップで栗入りパウンドケーキを1人1本、お揃いで購入。「はせがわ酒店」では、うっかり日本酒3本買っちゃって、大荷物になってしまった。
 
酒店で、お店のお姉さんに好みを伝えて、お勧めを聞きつつ買ったのは、
 
奈良 今西酒造 みむろ杉 純米吟醸 雄町 ひやおろし
高知 仙頭酒造場 美潮 純米吟醸 雄町
愛知 萬乗醸造 醸し人九平次 純米大吟醸 別注 500ml(はせがわ酒店オリジナル)
 
このはせがわ酒店パレスホテル店には、良い感じに雄町の酒が揃っていて、「こっちとこっちならどちらがお勧めですか?」と聞きつつ、購入。ひやおろしの方は、スタッフ皆が試飲して「これは美味しい」と太鼓判押された一本、もう1本の純米吟醸は、別の1本を迷っていた時に「私はぜひ、これを試していただきたいです」と言っていただいたもの。そして醸し人九平次は完全に私の趣味……だって好きなんですもの九平次……。

 
飲むの楽しみ♪(でも日本酒冷蔵庫に全部入るのかなーこの3本……←なんとかぎりぎり入りました)。
 
その後は、東京大丸に移動して、母の買い物につきあいつつ、私は夕飯の惣菜を購入。一緒に改札に入って、適当に構内で別れたのだった。
枝豆
昨夜のおかずの残り色々
「ゑびすDaikoku」の
 野菜の揚げ浸し
 カキの竹皮焼き(チーズソース)
 焼きもろこしつくね
 ささみのチーズかつ
豚汁
羽釜御飯
ビール(キリン秋味)
「連日手抜きな夕飯でごめんなさい」と思いつつ、母が帰った家で、ゲストベッドの片付けをして、ほったらかしだった土産ものの整理をし始め、地味に疲労困憊。へとへとになっていたところで、だんなが帰ってきて「おつかれね……」と労ってくれた。
 
夕飯おかずは、昨夜の残りのお刺身なども出しつつ、東京大丸の「ゑびすDaikoku」というお総菜屋で買ってきた、彩りが綺麗なお惣菜のあれこれを。
 
「和風ナゲット」的なささみのかつとか、とうもろこしをたっぷりまぶしたつくねとか、自分では作れそうにもない、多種類の野菜を使った揚げ浸しとか、どれもなかなか良い感じだった。でも、何より美味しかったのは「豚汁」だったりして、皆がせっせと食べた結果、昨日たんまり作った豚汁が、ほぼもう空っぽに。
 
「美味しい!」と作ったものを食べてくれるのはやっぱり嬉しいなぁと改めて思いつつ、そろそろ自炊がんばります……。