2014年12月26日金曜日

津田沼の日本酒バル

※今日の写真はクリックすると大きくなります※
チキンガーリックピラフ(昨夜の残り)
ミルクティー
仕事納めの今日、だんなは朝ジムに行くのだそうで朝早くに家を出て行った。
 
えらいなー、だんな、頑張ってるなー……と人ごとのように思っている私は、すっかりここ2ヶ月ばかりジム通いをさぼりがち。引っ越し荷物が片付くまでは筋肉痛とかになっている場合でもあるまいと思ってたのだけど、やっと家がすっきりした今、年明けからはちゃんとスケジュール確認して私もジム通いを再開しなきゃなと。通いやすい時間帯に行きたいプログラムが開催されてるといいなー……。
 
朝御飯は、昨夜の残りのピラフを温めて、ミルクティーと。
 
こたつにお皿とカップを持っていってのんびりと食べた後、カップにミルクティーを半分くらい残した状態で、「あ、洗濯機終わったー」と席をちらっと立ったら、立った隙にカップがひっくり返っていた。猫がぶつかっちゃったかなぁ……とみれば、方向が悪くてノートPCにミルクティーがしっかりかかっている始末。
 
あらららら、と、タオルで拭きつつ電源落として、少ししてから「3枚おろし」に分解までしてみたけれど、幸い中まで水分がいっている風ではなく。大丈夫かなと少ししてから電源入れてみたら、よりによって「eruio」と、母音4つを含むキーが反応しなくなってしまっていた。
 
一応PCの動作自体は安定しているし、マウスも動くし、ダメなのはキーボードだけ。「thinkpadならパーツ簡単に手に入るはず!」とネットで探して中古屋からキーボードパーツを2000円で取り寄せることに成功して、今日のところはiPhone用に購入していたbluetoothキーボードを使うことにした。
 
やれやれ、こんな年末に面倒な事を……と思っていたら、今度はプリンターまで動作不良で、昨日までは普通にプリントできていたのに、黒インクだけが全く出力されないという自体に。「かすれる」どころではなく「全く出て来ない」という謎の減少にヘッドクリーニングやら何やらを試みたけど全然だめで、これはだんなの帰宅を待つことにした。年賀状、これから刷る予定なんだけどなぁ……。
 
なんだか地味に疲労する事態が続いて、今日はなんだかしょんぼりなー、な日中。
津田沼「和酒バル 鈴家」にて
 お通し(4種総菜)
 こだわり珍味3種盛り
 トリッパと豚モツの味噌煮
 しめ鯖の炙り
 焼きたて玉子焼き
 蝦夷鹿のグリル
 ビール小(プレミアムモルツ)
 日本酒(石川 菊姫酒造 菊姫 にごり酒)
 日本酒(宮城 新澤醸造店 伯楽星 純米吟醸)
 日本酒(兵庫 下村酒造 奥播磨 純米 おりがらみ)
 日本酒(長野 黒松選醸 こんな夜に 雷鳥 純米)
 日本酒(兵庫 下村酒造 宮の井 19BY 山廃純米)
息子は明日までプチ旅行。現地2泊、夜行バス2泊の「若くなきゃそんな旅行できないよね」の旅程で、多分明日の朝にへろへろになって帰ってくるものと思われる。
 
せっかく息子がいないことだし、1日くらい外食しますかね、息子連れて行けないようなお店で……ということで、今日行ってみたのは昨月頭にオープンしたばかりの「和酒バル 鈴家」というお店。
 
先日行った「ビストロコモ食堂」の姉妹店で、母体はこれも津田沼にある「Restaurant chez Como」。ビストロが美味しかったしお酒の感じも良かったので、日本酒もお店もきっと悪くないに違いない……!と、一度来てみたかったのだった。
 
時期も時期だしと予約の電話を入れてみたら、「2名様でしたら、カウンターでしたら御案内できます」とのこと。混んでいるんだなぁと、だんなと駅で待ち合わせてから、駅からは少し離れたその店にてくてく歩いて向かったのだった。
 
客席から見えるところに冷蔵ケースが置かれていて、そこにずらりと一升瓶。お客の前や棚の上にも空になった一升瓶。お酒の品揃えは豊富で、母体がフレンチレストランということで肴はちょっと洋風な方向もある(チーズの盛り合わせなんかもある)、一風変わったものが多い印象。でも、カウンターの上にこんもり盛られているのは「きんぴらごぼう」「切り干し大根の煮物」みたいなものだったりして、なかなか良い感じだった。
 
お通しは4種の総菜盛り合わせ。小皿に少しずつきんぴらごぼう・切り干し大根の煮物・白菜のゆかり漬け・赤かぶの漬物が盛られてきて、初手から酒の良いアテに。
 
最初の1杯だけ小サイズの生ビールをいただいて、それからは日本酒をたっぷりいただいてきた。こちらが何も言わなくてもチェイサーにお水を出してくれて、その水がちゃんと酒蔵の仕込み水だったりしたところがまた嬉しい。
 
「珍味」は「酒盗」や「唐墨」「アミのチャンジャ」「塩辛」「梅水晶」などなどから1種でも、3種盛り、5種盛りでもしてくれる。一番上の写真は3種盛りでチャンジャ・唐墨・塩辛をお願いして盛ってもらったもの。
 
メニューにないお酒や料理も色々で、
「メニューには載せてございませんが、今日は"しめ鯖の炙り"もございます」
「ああっ!それください!」
 
「ジビエは、猪肉鍋の他に何かありますか?」
「今日は蝦夷鹿がございますね」
「ああっ!」
 
……と、店の手のひらで踊るように、あれくださいこれくださいと、おおいに食べて飲んできた。どれもこれも美味しかった。
 
蝦夷鹿は、本当はベリーのソースでいただくメニューだったのだけど、ベリーはちょっと苦手(だんながね)ということで、ソース抜きが良いなとお願いしたら、シンプルに塩胡椒のグリルで出していただけることに。そういうところも融通の利く、良いお店だった。
 
津田沼「和酒バル鈴家」にて、トリッパたっぷりもつ煮込み。うま!!!! 居酒屋がけっこうある津田沼、「モツ煮込み」が美味しい店は既にいくつか知っている(ギュートン軒とか、きんちゃん家とか)けれど、「あ、ここのが一番美味しいかも!」と思ってしまった、モツ煮込み。
 
なんというか「下ごしらえが実に丁寧」と思わせられる、しっかりこっくり味なのに上品さのある煮込み。モツがとにかく柔らかくて臭みがなく、美味しかった。トリッパ入りというのがまた良い感じ(私はトリッパ大好き~)。
 
津田沼「和酒バル鈴家」にて、蝦夷鹿のグリル。ばっちりな焼き加減! ワインも置いてある店ではあるけど、基本的には日本酒を飲ませる店で「蝦夷鹿」置いてあるのもなかなかすごいなと思う。
 
シンプルに!焼くだけで良いんで!と出していただいた蝦夷鹿は、こんな感じで。
 
粗塩と胡椒を添えて、嬉しいことに、鹿の下には煮大根(多分、メニューにあった「豚角煮大根」の大根だと思う)と青菜も。
 
絶妙にロゼ色に焼かれた肉は、ほどよくケダモノ臭くて香ばしくて、期待以上に美味しかった。これに合わせて「蝦夷鹿食べるならお酒はこれでしょう!」とだんなが選んだ古酒もたいそうお似合い。
 
古酒ってあまりお燗につける方向のものではないと思うのだけど、この古酒はお燗も似合うそうで、「このくらいが、蔵のお勧めで」とつけてくれたお燗(50℃くらいだったかなぁ)が香りも味も広がる感じで驚くほどの美味しさ。古酒らしい、風格のあるお酒だった。
 
オープンしたてで、まだそうメディアなどにも紹介されていない(公式サイトも数日前まで簡単な表紙の案内だけだった)店だけど、地元のファンには知られているようでたいそうな繁盛ぶり。席が空いてもまたすぐにふさがるくらいの、常に満席の人気っぷりだった。
 
良いお店だったねー。また来よう。