2013年12月14日土曜日

ニューヨークのチョコボール

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パンケーキ
カフェオレ
なんとなく思い立って、今日の朝はパンケーキ。
 
私も(安定して息子も)朝寝坊を満喫してしまったので、「あと3時間でお昼御飯だしねぇ」と、パンケーキだけにしておいた。
 
スーパーで買ったアメリカのメーカーのパンケーキミックスの使いさしがあったのでそれを使って小ぶりのパンケーキを4枚焼いて、1人2枚ずつ。バター落としてシロップ垂らして、いただいた。
 
メープルシロップも、そしてはちみつも美味しいけれど、安価な「パンケーキシロップ」も好き。
 
なんというか、安っぽいパンケーキミックスを使った時とかは純粋なメープルシロップの風味が却ってくどくどしく感じられてしまうこともあって、最近はイギリスのLYLE'Sゴールデンシロップを使うことが多い感じ。さとうきびが原料のこのシロップはパンケーキにぴったりで(メープルフレーバーってのもあって、これもまた良い感じ)、気分によって使い分けていたりする。
パンチェッタ入りアルフレッドソーススパゲティ
麦茶
今日はだんなが帰ってくるぞー……ということで、昨日の夜から料理の仕込みをあれこれと。
 
汁物と、あと息子が喜びそうな品も増やすかな、材料買いに出かけるかー……と、ちらっと駅ビルに行ってきた。
「ついでに昼御飯の材料も買ってくるけど。なに食べたい?」
と聞けば、
「麺が食べたい。……スパゲッティとか」
だそうで、さてどうしようかなーと考えながらお出かけ。
 
イタリアン惣菜屋の生パスタセットを買うことも考えたのだけれど、「お値段良いし、トマトソースとかよりクリームソースの方がいいよね」と考え直して、結局買ってきたのはBERTOLLIのアルフレッドソース。
 
アメリカ人が大好きな、クリームとチーズをベースにしたカルボナーラとはまた少し違った方向の白いソース(カルボナーラは「卵がメイン」という感じだけれど、アルフレッドソースには卵は使われていない)。鶏のむね肉とか海老なんかが添えられて、ファミレスのメニューにばんばん載っていたりする。
 
久しぶりにこれも良いかな、と、北野エースで安売りになっていたそれを1瓶買ってきて、使いさしの袋詰めパンチェッタの残りを炒めて、そこにソースも加えて軽く煮詰め、茹でたパスタに絡めた。パンチェッタのせいでちょっと塩気がきつくなった分は、少し牛乳を足したりして。
 
「あなた、マッケンチーズか、そうでなきゃこのスパゲティばかり食べてた気がするよ、アメリカ住んでた時の外食で」
なんて話しながらもぐもぐ。
「……ああ、だから超懐かしい味がするんだ」
と、息子は何やら感慨深げだった。
 
Williams-Sonomaのレシピにあるとおり、生クリームとバターとパルミジャーノ・レッジャーノがあれば簡単に作れるソース。でも案外家では作ることがないのよね。
マリベルのチョコレートボール
銀座ウエストのリーフパイ
アイスカフェオレ
んで、おやつ時にだんな帰宅。
 
今回のお土産は、京都にこの秋オープンしたNY本店のチョコレート屋さん「CACAO MARKET by MarieBelle」のチョコレートボール♪♪
 
あと、
「梅田にガチャガチャあるんだってよー。回してきてよー」
とおねだりしていた
ここは俺がくいとめる!お前は先に行くニャー!

ここは俺がくいとめた……お前は幸せになるニャ……
のカプセルトイ。
 
吸盤がついていて、「吸盤つきスタンド」という商品なのであるらしい。1匹いれば、スマホを縦置きできるように支えてくれるのだった。他にも色々支えてくれる。
 
この「先に行くニャー!」の白猫がりゃんりゃんぽいなぁと思って、欲しかった次第。うん、可愛いなー。てか、面白いなー。
 
ガチャガチャゆえ、一発で狙った白猫が出たわけではなく、白猫が出るまでがんばってくれた結果、猫がたくさん。テレビ台にでも並べておきたい感じ……。
 
さっそくおやつに、コーヒー飲み飲みチョコをつまんだ。小腹がすいたので「銀座ウエスト」のリーフパイ(母が親戚へのお土産を買うついでにバラ売りの焼き菓子を私用にも買ってくれてた)も、もぐもぐ。
 
マリベルの缶入りチョコボール、そもそもは婦人画報の通販サイトでこの品をみつけて、「うわ可愛い!美味しそう……でも高っ!」と仰天したのがきっかけ。
 
100g1050円だそうで、缶の中には500gくらい入るらしいから「1缶5250円」も妥当ではあるのかも。でも、だったら、京都までしょっちゅう自転車でお出かけしているだんなに買ってきてもらう方がいいなぁ……缶みっちり一杯でなくても良いんだし……とおねだりしたのだった。
 
チョコボールは、こんな感じのディスペンサーに入って売り場の中央に並んでいて、それが10種類あるのだそう。お客は自分で無料の袋なり、有料の缶なりに好きなものを好きなだけ詰め込んで、量り売りで購入するのだそうだ。
 
だんなが買ってきてくれたのがエスプレッソ ビーンズ、ミルクチョコレート アーモンド、トリプルチョコレート トフィー……だったみたい。大粒のものがアーモンドチョコ、中くらいのがエスプレッソビーンズ、一番小さなコロコロしているものがトフィー。
 
他にはトフィー ピスタチオ、ココア ビスコッティ、ダークチョコレート アーモンド、ミルクチョコレート プレッツェル、ダブルチョコレート ベーコン プレッツェル、ダブルディップド マカダミア、ミントチップといった種類があるそうで、中でも不思議な美味しさで人気を博しているのが「ダブルチョコレート ベーコン プレッツェル」だそうで……。チョコの中にベーコン、入っているんですって。それはそれで、多分きっと美味しいと思うけど、今回は勇気がなくて「ベーコンは要らないからね~」とだんなに伝えておいたのだった。
 
アメリカのチョコは変に甘ったるいものもあったりする(あとヌガーみたいに変に粘るのもあったりする)印象があるけれど、ここのチョコは食べやすい味のものばかりでどれも美味しかった。麦チョコのようにサクサクした食感の「トリプルチョコレート トフィー」は、いくらでも食べられそうな危険な美味しさ。コーヒーの香りがしっかり漂うエスプレッソビーンズもお茶請けにぴったりなほろ苦さと甘さだった。
 
行きやすい場所だったしまた行ってあげるよー、とだんなが言ってくれたので、じゃあ次はベーコン味チョコレートを(←おねだり)。
茹でもやし w/うまたれ
辣白菜・スティックきゅうり
「魚久」の
 京粕漬 いか・ぎんだら
 酒粕・白味噌漬 金目鯛
モツ煮込み
けんちん汁
吉野家風牛丼
日本酒(愛知 萬乗醸造 醸し人九平次 純米大吟醸 雄町)
日本酒(三重 森喜酒造 おめかしるみ子の酒 純米貴醸酒無濾過生原酒)
夕御飯は、魚久の粕漬けと、赤味噌ベースのモツ煮込み。そして日本酒。
 
塾の合間に帰宅してささっと食事を済ませる息子のために牛丼の用意もして、具沢山の汁の支度もしたら、台所が鍋だらけになった。
 
魚久」の粕漬けは、母が買ってくれたもの。
 
日本橋三越で、親戚への土産に粕漬けを送りたいという母に、「だったら魚久!ぜったい魚久!魚久がおいしいから!」と全力でプッシュしてデパ地下の店舗に連れて行った結果、
「じゃああんたも選びなさいよ、あんたの家に送ってあげるから」
とありがたい言葉をいただいたのだった。
 
「ん?いつもの切り落としじゃなくて?」
というだんなに
「違うよー初めて買った、いや、買ってもらった正規品です」
どやぁ……と、買って貰った側なのに偉そうな私。
 
せっかくだから、だんなが帰ってくるタイミングに合わせて届けてください、と、ちょっと遅めの日付指定にさせてもらって、選んでみたのは金目鯛とかいかとか、あとは切り落としパックでも馴染みの銀だらとか鮭とか。……どうせだったら切り落としパックには絶対入ってこない「えいひれ」とか「帆立」とか選んでみれば良かったかな。でも、端っこの小さい部分だけが詰められる切り落としパックじゃない、正規品の大きな銀だらとかをちゃんと食べてみたかった。
 
というわけで、粕漬けのいかを焼いて、しばらくしてから銀だらと、白味噌漬けの金目鯛も焼いて。しっかり余熱した魚焼きグリルに入れて、一番弱火にして5分ほど焼けば、焦げることなく良い感じに火が通った。
 
しっかり漬かったいかも、適度な歯ごたえのある旨味たっぷりの金目鯛も、ほろりと崩れる柔らかな身の銀だらも、どれもたいそう美味しくてたいそうな「御馳走」感。
 
初めて作ったモツ煮込みは、大根、人参、こんにゃく入り。赤味噌と醤油、味醂、黒砂糖で調味した煮込みで、これもなかなか美味しく煮えた。モツは産直スーパーで買ってきた加熱加工済みの豚モツで、いつも肉の方を美味しくいただいている店のものだから、モツも文句のない美味しさ。
 
あとはさっぱり系の野菜が欲しいなと、けっこうな量残っていた辣白菜を小鉢に盛りつけ、うまたれをかけつつ食べる茹でもやしと、スティックきゅうりと。
 
そして息子もだんなも「おお!限りなく吉野家だ!」と喜んでくれた牛丼は、このレシピで作ってみた。
 
これまで何度か私も「吉野家っぽい牛丼」を作ろうと試みて、NAVERまとめのこれとかこれとかを見ては再現を試みる挑戦者たちを尊敬していたのだけれど、どうも色々読んでみると再現のキモは韓国のビーフコンソメ的調味料「ダシダ」(これ)にあるみたい。
 
ダシダなんて調味料、見たことないけどなぁ……と思い調べてみると、カルディコーヒーファームとか、成城石井あたりで扱いがあるみたい。だったら地元の北野エースとか、イオンの中に入ってるイオン経営の「なんちゃってカルディ」コーナーあたりにもあったりするのかなと、取り急ぎ北野エースを見に行ってみたら、あっさり棚に置かれていたいたのだった。このダシダを使えば、韓国料理屋さんで出てくるスープなんかも、いかにもそれっぽく作れるんだって。
 
肉はアメリカ牛を使えとあったけれど、あいにくそれは手に入らず。奮発しちゃおうかなと、オージービーフではなく国産牛の切り落としを買ってきて、いざいざと作ってみたら、これまでで一番吉野家の味に近い牛丼がめでたくできあがったのだった。
 
長らくお世話になっていた吉野家、この秋に駅前のお店がなくなってしまって、電車かバスに乗らなければ食べに行くことが叶わない状況になってしまったから、当面あの牛丼の味が恋しくなったらこれで乗り切ろうかなと。
 
私もだんなも、日本酒しこたま飲んであれこれつまんだ後だったから牛丼はごくごく小盛りにしたのだけれど、シメのけんちん汁と牛丼はなかなか幸せな組み合わせだった。
 
ちなみに日本酒は、今日だんなが持ってきてくれたもの。
 
私の大好きな醸し人九平次の、しかも雄町(←酒造好適米。私もだんなも、山田錦より何より雄町が好み)。上品だけど元気のある、なんというか気持ちの良いお酒。久しぶりに飲んだ九平次にうっとりしながらかっぱかっぱと杯を空けていたらあっという間に四合瓶が空になり、「じゃあもう1本いっちゃおうか」と、500mlの小ぶりの瓶の「おめかしるみ子の酒」を飲むことに。
 
「純米貴醸酒」というのは、通常「酒米」と「水」で醸すところを「酒米」と「日本酒」で醸した酒のことなのだそう。かといってアルコール度数が高いというわけではなく、日本酒度が-39と、かなり甘め。薄い琥珀色をしたお酒はとろりと濃厚で、でもベタベタした甘さではなくて美味しかった。これもうっかり空にしちゃって、そしてすっかり良い気分。