2013年7月10日水曜日

母、上京。

※今日の写真はクリックすると大きくなります※
「ランチパック」の
 ハム&チーズ
 ムーズチョコクリーム
ヨーグルト(ビヒダス パイン) アイスカフェオレ
昨日はイオンでランチパックがちょっとした特売に。
 
前回は駅ビルの別店舗で地方限定のランチパックをあれこれ買えたのだけれど、今回はあいにくと定番品ばかり。それでもいつもはあまり見ない品が揃っていて、「あ、これ、美味しそうじゃね?」というのを2種類ばかり買ってきてみた。「ムースチョコクリーム」と「ハム&チーズ」。
 
ハム&チーズはトーストしても美味しい、とのことで、魚焼きグリルで3分間ほどトースト。表面にうっすら焼き色がついたところでいただいてみた。チョコクリームは、ここ数日なんだかむらむらと「チョココロネが食べたーい」と感じていたので、つい選択。
 
食べてびっくり、トーストしたランチパックって、思った以上にちゃんと美味しい。パン自体はやっぱり大手メーカー製の安っぽい味ではあるのだけれど、溶けたチーズとサクッとなった食感で、「あ、これは案外美味しいよ。ちゃんと美味しいよ」と、軽く驚きながらもぐもぐ。
 
カレー入りとかハンバーグにカツにテリヤキチキン、惣菜系のこのあたりは全部トーストすると美味しそう。ジャムマーガリンなどの甘い系でもけっこういけるかも。
「……そっか、トーストしてみれば良いんだよね、全部」
と、目から鱗を落としながらの今日の朝御飯だった。
丸の内 新丸ビル内「Au gout du jour Nouvelle Ere」にて
 ランチコース 2×\4800
 オリジナルカクテル \1500
 ピーチキールロワイヤル \1500
 グラスワイン(赤) \1500
 グラスワイン(白) \1400
「ちょっと2泊くらいしかできないけど、上京しても良いかしらー?」
と母から連絡があったのは2週間ほど前。
 
10日の昼過ぎに着くからね……とやりとりした後、
「東京駅到着13時過ぎだけどランチ食べられそう?美味しいところ予約しといてね」
との母からの連絡。
 
「美味しそうなところ」じゃないのね「美味しいところ」なのね……と母の無茶ぶりに苦笑いしつつ、でも時間遅めだし銀座とか汐留とかまで移動する感じでもなく。
 
東京駅からの徒歩圏内だよね、しかもキャリーとか引きずってるから本当に近くじゃないとあかんよね……と、私、涙目。そんなにね、食べ歩いてませんからー。しかも母をシュラスコ屋(賑やかなノリを嫌がりそう)とかエスニック料理のお店(このへん全体的に苦手な母)に連れて行くというわけにもいかないし。
 
上京直後なら、飢えてるのはやっぱりフレンチかイタリアンだよねー……あのへんのフレンチとか、私全然知らない……と思いながら、「あ、ここは私も行きたかった」という候補は、リニューアルオープン後一度も足を踏み入れていない東京ステーションホテル内のレストラン。
 
でも、「5日後の予約」なんて直近はもう既に席も埋まっているようで、他にちょっと気になっていたお店もやっぱり満席で。
 
丸ビルか新丸ビルか、あとはあれか、KITTEは私も行ったことない……と、母の好みそうな「お洒落ビル」内のお店を検討して、「あ、ここ、悪くないかも」と目星をつけたのが新丸ビル内にある「Au gout du jour Nouvelle Ere」(オーグードゥジュール ヌーヴェルエール)というお店だった。
 
値段はけっこう張る方(ランチの4皿コースで4800円)で、でも高級感あるし清潔感あるし、ビルの上階にあるし(ここ重要。母、地階にあって窓がないお店とか超嫌がる……)。予約の電話を入れた感じの印象もよく、楽しみにしていた。
 
なのに私ときたら、昨日一昨日と超寝不足。2日合わせて睡眠時間7時間程度(何故かというと、気の合う仲間たちと"skype人狼"にまで手を出してしまったから……)という状況で、
「これ、真面目に自重しなきゃダメだ……とりあえず連休明けまでは人狼の事は忘れよう」
と心に決めて、お出かけの支度をした。あーもー、メイクの仕方とかまで忘れてしまってそう。
 
今日の天気予報も、安定の「最高気温35℃」。7月上旬とは思えない数字で、朝から我が家のクーラーもがっちり稼働(というか、一度電源入れてしまうと、切った時の湿気の多さが心底うんざりで、24時間27℃設定で連続運転……)。
 
「なんか、春ものの服着る機会がほとんどなく終わっちゃったなぁ……」と思いつつ、真夏の格好でお出かけした。
 
というわけで、半年ぶりくらいに会った母と、東京駅で落ち合ってランチのお店に直行。新丸ビル5階、「え、この扉、ほんとに開けていいの?」と思いたくなる、重厚な扉がぽつんとある、お店の外観。扉の向こうには、大きな窓の向こうに東京駅の丸の内駅舎が正面に見える、素敵な空間が広がっていた。席数24、思った以上にこぢんまりとしたお店で、期待通りの高級感。母は「ステキねー景色、良いわねー」と御満悦で、とりあえず一安心。
 
ランチのコースはプリフィクスの2種類。「前菜2品、メインディッシュ、デザートの4皿構成」は4800円、「前菜3品、魚介、お肉、デザートの6皿構成」は8000円。さすがにお昼ですし、と前者のものにしておいた。
 
最初にいただいた食前酒メニューから、母はピーチキールロワイヤル、私は「オリジナルカクテル」とメニューにあった、シャンパンのぶどうジュース割りを選択。お互いの近況報告しつつ、献立を決めて、2時間近いゆるゆるランチを楽しんできた。
 
メニューの撮影しなかった(&後でネット探しても無かった……)ので、品名の記憶は曖昧だけど、いただいたのはこんな感じ。
 
アミューズ3品
丸の内「Au gout du jour Nouvelle Ere」にて、お洒落なアミューズ。 次からのお皿の登場をわくわくさせる、「前衛的すぎず、スタンダードすぎず」といった感じの素敵なアミューズ。
 
手前は豚肉のパテを挟んだ黒胡椒風味のビスキュイ。少量添えられたソースはフランボワーズ(だったか、カシスだったか、失念……)。
 
真ん中はロールされたそば粉のガレット。生ハムとクリームチーズが巻かれている。
 
で、一番驚いたのが奥の「シフォンケーキ」。ケーク・サレ的にほんのり塩気のあるおかず系シフォンには、炒め玉ねぎと粒マスタード、ベーコンが入っているのだそう。そしてホイップクリームはちょっと驚きの「燻製風味」。
 
説明は聞いてはいたものの、想像以上に燻製の香りが強くて驚いた。シフォンの合わせていただくと、これがたいそう良い感じ。燻製塩を使ったにしては塩気がないし、生クリームを冷燻したというよりは、単に燻液を混ぜただけなのかな。でも、私、燻製もの大好きということもあって、調和の妙が素敵だった。
 
前菜1:アスパラガスのヴィシソワーズ
前菜1皿目は野菜の冷製料理2種類からの選択。アスパラガスのヴィシソワーズか赤パプリカのヴァヴァロア仕立てからの2択で、私がアスパラ、母がパプリカ。
 
エディブルフラワーや赤かぶなどが綺麗に飾られたとても綺麗な皿で、アスパラの緑も鮮やか。そして中央には、甘いとうもろこしが粒のままざくざく混ざるコーンのソルベが盛られているという、これも不思議な組み合わせ。
 
「単品でもおいしい、混ぜたらなおのことおいしい」といった風で、これが今日一番気に入った皿だったかも。お代わりしたいくらいに美味しかった。
 
前菜2:豚足、しびれ、ばら肉のパートブリック包み焼き
丸の内「Au gout du jour Nouvelle Ere」にて、「洋風春巻き」的前菜。 温かい前菜は、魚か肉かの2択。魚はサーモンだったかな。私も母もお肉にした(メインもお肉チョイスなのに、2人揃ってどれだけ肉好きなのかと)。
 
ゆで卵やピクルスが入っているのだというラヴィゴットソースが添えられた、「洋風春巻」的な皿で、春巻の中身はジューシーな豚足、シビレ、バラ肉といった豚肉の組み合わせ。
 
カリッサクッと食感よく揚がっていて、ついついワインも進んでしまう。2杯目はグラスワインにしましょうかと、3種のグラスワインからちょっと重めの赤ワインをいただくことに。
 
メイン:牛フィレ肉のグリル
丸の内「Au gout du jour Nouvelle Ere」にて、 ボリュームたっぷりメインディッシュ。 メインディッシュも魚か肉かの2択。
 
色鮮やかなオレンジのソースは人参がベース。ピンクのピュレは「ノーザンルビー」という名前だったか、赤いじゃがいものピュレ。
 
ローストビーフ的に、ロゼ色に絶妙に火入れされた肉が大きく1かけら、そしてほんのりスパイシーなパン粉をまぶして火入れした肉も1かけら。
 
野菜も他種類が少量ずつ盛られていて、皿の景色も良い感じ。肉汁ベースのソースはスタンダードな味わいで、「お肉食べました!しっかりいただきました!」と満足感を味わえたメインディッシュだった。
 
もっと色々説明してもらっていたのだけれど、寝不足の頭にアルコール入れちゃったものだから、かなり頭から飛んでしまって記憶にない部分が多く。「おいしーおいしー」言いながら食べていたのは確実なんだけど。
 
アヴァン・デセール:ライチとチェリーの風味のブランマンジェ
「本番デザート」の前の「ミニデザート」はブランマンジェ。
 
ライチリキュール「ディタ」を加えたチェリーのソースを乗せた一口ブランマンジェの上には、グレープフルーツの香りのスプーマ。
 
「……相変わらず、フレンチで"泡"はブームなのな?」
と思いつつ、でも爽やかなグレープフルーツの風味の泡は好みな感じ。濃厚なブランマンジェも良い感じ。
 
グラン・デセール:パッションフルーツとオレンジのクレームブリュレ
丸の内「Au gout du jour Nouvelle Ere」にて、夏の風味のグランデセール。 デザート本番、「グラン・デセール」も2択。
 
パッションフルーツとオレンジのクレームブリュレか、チョコレートのムースか、だったかな。「食後にチョコはちょっと重いし」と母も私もクレームブリュレで。
 
上に乗るのは、甘い香りのスパイス入りのトンカ豆アイスクリーム。クレームブリュレしっかりはっきりパッションフルーツ風味の、とても夏らしいデザートだった。
 
母、それほどトロピカルフルーツは得意ではなかったはずだけど、「うん、これは美味しいわー。すごく美味しいわー」と御満悦。
 
最後にダブルエスプレッソいただきつつ、一口サイズのフィナンシェいただいて(プルーン?プラム?が入ってた)、幸せランチ終了。直感で選んだお店だったけれどとても満足な内容で、接客の感じも良くて、本当に何より。東京駅至近という立地も良いし、これはまた母と来ることになりそうな感じ。
 
「ほんと、良いわよねぇ……東京住んでいると、こんなお店、たっくさんあるものねぇ……」
「いや、普段来ないからね?自腹でぽいぽい来られるレベルじゃないからね?」
「来る来ないじゃないのよ、行こうと思ってすぐに行けるか行けないかなのよ」
それは一理あるわ……と思いつつ、でもやっぱ、頻繁には来ないし。贅沢なランチだし。
 
今日は息子が塾に行く前、5時半頃までに帰宅できれば良いからねー……と、食後は軽く新丸ビル内をぷらぷら。ただいま絶賛夏セール中で、
「孫君にお土産買ってこなかったから、ここで買いたい!」
と、母、お洒落ラガーシャツを息子に購入。
 
「あんたにも!何か買ってあげるから!」
言われて、BEAMSで40%OFFになっていた夏向きの牛革バッグをありがたくも買っていただいてしまった。
 
で、地階のパン屋で明日の朝ごパン買って、成城石井で息子の夕飯用のお弁当買って(調理している余裕がなくなった……ゴメン息子。その代わり黒毛和牛の焼き肉弁当だ!)、帰宅。
 
気温35℃という酷暑でも、母が上京するとその間やたらと生活が派手になるのは相変わらずな感じなのだった。
稲毛 「串じまん」にて
 串焼き(ししとう) 2×\126
 串焼き(エリンギ) 2×\157
 串焼き(しいたけ) 2×\189
 串焼き(しそ巻き) \168
 串焼き(レバー) \115
 串焼き(ねぎま) \136
 串焼き(アスパラ巻き) \180
 バリバリサラダ \577
 お新香 \315
 おつかれさまセット \1100
 プレミアムモルツ 2×\546
息子を塾に見送って、夕飯は母と2人で地元外食。
 
「昼ワインだったし!ビール飲みたい!ビールビールビール!」
と、馴染みの焼き鳥屋「串じまん」に行ってきた。
 
ビールと日替わり串5本のセットを私はいただいて(母は好き嫌いあるので単品注文で)、あとは野菜焼きとかサラダとかで、軽め軽めの夕御飯。
 
今日の日替わり串5本は「ハツ・ぼんぢり・カシラ・アスパラ巻き・しそ巻き」という組み合わせ。私、しそはそれほど好きじゃないのにこの店の「しそ巻き」は本当に好物で(で、それに梅肉つけて食べるというのもまた幸せ)、今日もセットに含まれていることに喜んでしまった。
 
レバーもハツも、昔はそれほど好きではなかった。
この店は、「美味しいハツや美味しいレバーは本当に美味しいものだ」と教えてくれたお店の一つ。モツ系がちゃんと美味しいというのは本当にありがたいことで、ビールのお代わりいただきつつ、ぐだぐだな夕飯を楽しんだ。
 
そしてやっぱり酔っ払ってしまい(寝不足の酒、本当に危険……)、帰りがけにマツキヨで盛大にお買い物。明日の朝用のフルーツもあれこれ買い込んで、帰宅した。