2012年5月31日木曜日

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2012年05月31日

バチマグロを丼で

「VIRON」のプーリッシュ
 スライス・シナモントースト・チーズトースト
カフェオレ
練乳マンゴーヨーグルト
「プーリッシュ」なる、人形の名前みたいな(……と思ったのだけど、人形は「プーリップ」でしたね……)「四角いフランスパン」的なパンをスライスしての朝御飯。
 
ほのかに褐色がかった生地で、ナイフを入れるとしっかり強く漂ってくる粉の良い香り。あまりごてごてトッピングして食べたい感じではないかなと、薄くスライスした1枚はバターも塗らず焼きもせずそのまま、もう1枚はシナモントースト、そしてもう1枚はシュレッドチーズトッピングしてチーズトースト。3種類用意して、その3枚のパンが1セット、1人分。息子と私、2セットのパンを用意した。
 
食パンの半分もないほどの断面サイズのパンなので1人3枚……と思ったのだけれど、わしっと食べごたえのあるパンで、薄切りながら食べ応えがある。
 
スライスしただけのプーリッシュも、もちっとした内側の白い部分(クラム、と言うそうな……)がなんとも良い香りで、容赦なくバリゴリと焼けた外側部分(こっちはクラスト、ですな……)の香りと歯触りも良い感じ。
 
ファンの多いこのお店のパン、クロワッサンも美味しかったけれど、あまりこの手のハードなパンは食べつけなくて比較検討のとっかかりのない私も「あ、このパン美味しい」としみじみ思う美味しさだった。
 
ほんのり酸味を感じるパンなのだけれど、シナモントーストが思いのほかお似合い。週末にお出かけする前に全部は食べ切れなさそうだから残りは冷凍だなーと思いながらもぐもぐもぐ。
 
食後の「練乳マンゴーヨーグルト」は、タイ産ペリカンマンゴーに自家製練乳とヨーグルトをかけたもの。今日はざっくり大きめにマンゴーを切って、「ヨーグルトも練乳も添えるだけ」な感じにして食べた。で、種際に残った果肉は手でしごくように落として、それは明日ヨーグルトにざくざく混ぜて食べる予定。
 
そうそう、南国リゾートで食べるマンゴーはこういう味だなーと懐かしくなるような香りと甘さで、ここ数年の果物の輸入事情の充実ぶりがちょっと嬉しい今日この頃。好物のマンゴスチンもこの時期、果物屋では毎日のように並んでいる。
クレソンとツナの炒め物
まぐろの韓国風タルタル丼
きのこのスープ
麦茶
木曜は猫好きカフェイン嫌いのイングリッシュティーチャーがやってくる日。ちとスケジュールが変わって、「レッスン後に遅めの夕御飯」から「夕御飯後のレッスン」に時間帯が変更になった。
 
じゃああんまり匂いがこもらない献立の方が良いかなぁ、あとささっと準備してささっと食べられる類のものを……ということで、「丼かパスタにして食べよう」と買ってきたのはバチマグロのサク。
 
それほど赤身の色も濃くない、みるからに「まぁ、生でそのまま食べて"あら美味しい!"って感じのまぐろではないよねぇ」という風なものだったので、鉄火丼とかづけ丼とかよりは、もっとしっかり味つけちゃった方が良さそうな感じ。久しぶりに「韓国風タルタル丼」にすることにした。
 
まぐろ刻んで、玉ねぎ刻んで、コチュジャンと胡麻油とすり胡麻、塩と砂糖と醤油を適当に加えて手でざくざくっと和える。ご飯の上に揉み海苔散らしてまぐろを盛り、上には温泉卵。更に胡麻ふって、糸唐辛子のっけたらできあがり。
 
生の牛肉でやってもさぞ旨かろう……という料理だけれど、まぐろやかつおなどにもよく似合う。茹でた豚とかでも似合わなくなさそうだ。
 
で、大束買ってきてまだ余っていたクレソンは、なぜか中華料理のレシピ本に載っていた、ツナとの炒め物。胡麻油でクレソンとツナ缶炒めて、味付けは塩、酒、以上。茎がシャキッとしたクレソン、炒めても他の青菜よりもずっとそのシャキシャキが残っていて、ツナの油が絡むとクレソンの辛さも多少マイルドになるようだった。食べやすい箸休めができて、あとは簡単に作ったきのこのスープ。胡麻と胡麻油とわかめ入れて、なんちゃって韓国風。
 
昔々に私も家庭教師やってた頃、「夜7時から」とか「夜8時から」とかのレッスンで伺うと、家の中にいかにもな夕餉の香りが漂っていて、「うわー、私の家では嗅いだことない匂いがするぞー」と、けっこう興味深かったりしたものだけれど(チーズフォンデュの香りがした時とかあった……すごい強烈だった……)、ましてや人種の違うアメリカ人の先生だと余計にそう感じたりするのかなー。
 
「ん!旨いねこの丼!」
しっかりコチュジャンも効かせて作った丼だったけれど、温泉卵の存在が良かったのか、息子は気に入ってくれたらしい。この味が好きなら、生肉のユッケも多分好きだと思うのだけど、生肉は「食中毒とか、そういうの以前にあんまり好きじゃない」んですって。まぁ、「子供はまだダメ~」って遠ざけていたせいもあるかもだけど。

2012年5月30日水曜日

バナナキャラメルタルト♪

「VIRON」のクロワッサン・ドゥー
ハムエッグ
ミルクティー(キリテー)
渋谷の東急百貨店本店のすぐ向かいにある、赤い壁が目立つパン屋さん「VIRON」。バゲットなどのフランスパンの美味しさに定評のあるお店で、昨日せっかく通りかかったのだし、と久しぶりに買い物してきた。
 
買ったのは「プーリッシュ」バゲット生地をバゲット型に成形せずにごろっと焼き上げたパン)と、「クロワッサン・ドゥー」。
 
大ぶりのクロワッサンがつやつやと美味しそうだったので思わず買ってしまったクロワッサン、普通の焼き色のクロワッサンと共に、若干薄めの色に焼き上げた「ドゥー」なるものも棚に並んでいたのでこちらを試しに買ってきてみたのだった。
 
せっかくの淡い焼き色なので、あまり「焼かない」ようにオーブンで軽く温め、ハムエッグと共に。お供に「キリテー」。
 
クロワッサンは、焼き色が薄い分、パリッとした焼けた香りよりもバターの風味が強く漂ってくる感じ。普通のクロワッサンも美味しいものだけれど、このタイプも確かに美味しいかも。確か値段もそれなりにしたはずで、でも惜しみなくバターを使いました、と感じさせる美味しいパンだった。朝からなんだか贅沢な気分。
 
で、「キリテー」は、お気に入りの紅茶通販サイト「Mitsu Tea」で、先日「スリランカで飲むミルクティーキリテーを作ろう!ミルクティー専用紅茶100g+全脂粉乳200gのセット」という商品を買ってみたもの。
 
ことミルクティー用の紅茶に関してはここの紅茶が本当に美味しくて時々淹れて飲んでいるのだけれど、中にはおそろしく細かな茶葉のものがあって手持ちの茶こしでは通り抜けてしまう。で、そんな細かな茶葉もちゃんと漉せるティーストレーナーもこの店に扱いがあったので、これを購入ついでに「送料無料」の特典に惹かれて上記セットを買ってみた、という次第。
 
なんとなくさらっと読んで購入してしまったのだけれど、「脱脂粉乳」ではなく「全脂粉乳」なのね。舐めるとスキムミルクと異なりしっかりとしたコクがあって、ほのかな甘さがある。
 
いつも作る「チャイ」は、
鍋に少なめの水を沸騰させる→茶葉入れる→適当に煮出せたら牛乳入れる→沸騰直前まで温める
という流れになるところ、全脂粉乳を使った"キリテー"は
マグカップに全脂粉乳と砂糖入れる→ティーポットに淹れた紅茶を少量注ぐ→ココアを練る感じで混ぜ混ぜ→粉が綺麗に溶けたら更に紅茶注ぐ
と作る。
 
全脂粉乳が微妙に溶けにくいので少し難儀するけれど、でも鍋を汚さなくて済むのでらくちんといえばらくちん。一人分をさらっと入れられるのも便利かも。
 
全脂粉乳は1kgで8リットル相当の「牛乳」ができるのだそうで、そうすると10gで80cc相当の牛乳成分ということになる。マグカップにざばざばっと大さじ2と1/2分の全脂粉乳入れるとあるから……それはもう、普通の牛乳使うよりこっくり濃厚なミルクティーができあがることになるのだった。……よく考えたらカロリーがおっそろしいかも(しかも砂糖を入れるのがデフォルトみたいだし)。
 
でもこの全脂粉乳、脱脂粉乳の代わりにパン焼きに使ったりするのも良いそうで、今度製菓材料店で見かけたらまた買ってこようと思っている次第。
「DEAN&DELUCA」のバナナキャラメルタルト
アイスティー
今日はおやつにDEAN&DELUCAのバナナキャラメルタルト。
 
私は「バナナクリームパイ」がそれはそれは好物で、品川とか渋谷あたりの、「DEAN&DELUCAのショップがある駅」から帰る時にはもれなく寄ってケーキ買って帰りたくなるほど。昨日もやっぱり渋谷の東急のれん街にあるショップに最後寄り道してきたのだった。
 
……が、残念ながらクリームパイはなくて、代わりにあったのが「バナナキャラメルタルト」。キャラメルタルトも悪くない、と、「サワークリームアップルパイ」と一緒に買ってきた。
 
写真は昼間の明るいうちに撮ったものだけど、結局息子が帰ってくるのを待ってから食べたので、「おやつ」と表現するにはかなり遅い時間の「おやつ」で、それぞれ息子と半分こ。
 
上にふわふわもこもことたっぷりのホイップクリームが盛られているのがいかにも「アメリカのタルト」という感じ。しっかり火の入ったほろ苦いキャラメルの主張が強い、クリームパイよりは数段大人っぽい味のタルトだった。タルトも強めに焼かれている感じ。
 
で、アップルパイの方は、サワークリームたっぷりの酸味が効いたもの。トッピングのクランブルはさほど砂糖は使われていない、オートミールとくるみの食感を楽しむ趣向のものだった。煮られたリンゴはごく薄切りのものがみっちりと全面たっぷり敷き詰められていて、「リンゴ食べてますー!」という充実感がある。
 
DEAN&DELUCAのケーキは、DEAN&DELUCAの厨房で作られているわけではなくて、アップルパイは松之助のものであったり、クリスマスのショートケーキはアラボンヌーのものだったりするそう(Xmas時のケーキ案内にそれらの店名が入ってた)。
 
どちらも「本家」の店舗は訪れたことがないから「そのお店で作ってはいるけどレシピがアメリカ本国のものなのかなぁ、それともこれと同じ味のものがそのケーキ屋さんでも買えるのかしら」と興味を持ってはいるのだけれど、いずれも微妙に不便な立地にあるものだから、駅近にあってささっと買えるDEAN&DELUCAのケーキ売り場の存在はとてもありがたかったりするのだった。
冷や奴
茹でとうもろこし
豚肉の生姜焼き with 千切りキャベツ
油揚げとわかめの味噌汁
羽釜御飯
麦茶
今日の夕御飯は久しぶりに和風で。今日スーパーで魚も買ってきたのだけれど、魚料理は明日にということにして、今日は手持ちの豚薄切り肉で生姜焼き。
 
いよいよ出始めのものが並びはじめたとうもろこしと、冷や奴。生姜焼きには千切りキャベツ、なんとなく夏っぽさを感じる献立になった……かな?
 
味醂多めのこってり味で豚肉炒めて、千切りキャベツと共に皿に盛ったら隅っこにはマヨネーズをちょろっと絞る。キャベツに絡めてもよし、甘じょっぱい生姜焼きにちょっとなすりつけて食べるもよし、マヨネーズは危険に美味しい調味料で、追加したくなってしまうところをぐっとこらえていただいた。

2012年5月29日火曜日

友人とお出かけ♪

※今日の写真はクリックすると大きくなります※
イングリッシュマフィンのハムエッグサンド
いちごミルク
ペッパースモークハムが手元にまだ半分ほど。あまり日持ちしそうにないし、早めに食べないと、ということで、イングリッシュマフィンサンドにして食べることにした。今日はチーズ+ペッパースモークハム+スクランブルエッグ、という感じで。
 
ハム自体も胡椒胡椒した風味だったのだけれど、「ついでに卵にも入れちゃえ~」と卵にも黒胡椒入れたら、なかなかスパイシーなサンドイッチになってしまった。
 
そうそう、我が家の胡椒挽き、長らくchef'nのうさぎさんのを愛用していた(最近デザイン変わっちゃったみたいでこんな風になっちゃったらしい……デザイン的には昔の丸っこいのがかわいかったな……)のだけれど、さすがに10年選手になったせいもあってかたいそう扱いづらくなってきたので先日買い換えた。
 
密かに「胡椒挽きと言ったらプジョーでしょ」という憧れがあったのだけれど、プジョー社のはさすがのお値段。デザインも、クラシックなうねうねした形状のはあんまり好みではなくて、デザイン的にはOXOのが好きだなぁ……という結論に。
 
まぁ、OXOのだったら「使いにくい」ということは無いだろうし……と値段などを調べた結果、米amazonから通販すれば送料入れても国内で通販するよりも安く済むことがわかった。あるいは合羽橋あたりに行けばもっと安いのがあるかもしれないけれど、「合羽橋への交通費」を考えるとやっぱり米amazonのがお得かな、と。
 
そういうわけで黒胡椒用、白胡椒用、2つのミルの通販申し込みをし、数日前に届いたところ。期待通りに使いやすいし握りやすいミルだった。思う存分ガリゴリ挽けて、良い感じ~♪
銀座 「Le Chat Souriant」にて
 Menu Souriant \3780
 お勧め食前酒 \1600
 発泡水(Badoit) \800
さて、今日はお出かけ。高校時代の友人と1年ぶりくらいに会うことになって、稲毛の我が家に来ていただくのも歓迎だけど、せっかく平日だし週末より空いているだろう美術館とか行って美味しいもの食べようか、ということに。
 
お互いに「このレストラン、行ってみたかったの」という候補をいくつか挙げて(友人が候補に挙げてくれた神宮前の「le gaulois (ル ゴロワ)」もすごく気になった……いつか行きたいな)、私がチェックしていた「Le Chat Souriant (ルシャスリヨン)」という銀座のフレンチに予約を入れることになった。
 
プランタン銀座の裏手あたりにある、開放感のある1階のカフェが良い感じのこのお店、高級フレンチ「レカン」グループのカジュアル店だ。確か昨夏あたりにオープンした新業態のお店。1階でワインとおつまみでのんびり過ごす、という使い方もできるみたい。
 
レカン、本店はそりゃもう美味しかったし、上野のブラッスリーも良かったし(上野駅改札近くであの天井の高い空間はたいそう良い感じ……♪)、残念ながら撤退してしまったけれど、COREDO日本橋に入っていたカジュアル店も良かった(この店、お子様ランチもあってねぇ……750円で素晴らしいクオリティだったことに感動した)。
 
「料理は良いのに接客がなんかがっかり」「本店は良いけど手を広げすぎだよねー支店は良い店ないのよね」と言われちゃうような高級店も少なくない中、よくこれだけ良い人材集めるな、っていうくらいどの店に行っても接客が気持ち良いのも素敵な感じ。というわけでたいそう期待していた。
 
2階のレストランフロアは、多すぎず少なすぎずの適度な客席数で(2人がけテーブルが7~8つ、4人がけテーブルが2つ、くらいだったかな)、半数ほどの席が埋まって程よい賑やかさ。ランチメニューは、3780円の軽めのコースと、がっつりメニューの6720円コースの2種類。軽めと言いつつも、前菜2品に魚、肉、デザート、と一通り楽しめて3780円はけっこうお得だ。ただし、プリフィクスではなく、好き嫌いやアレルギーの対応はしてくれるけれど基本的には固定メニュー。
 
あとでお茶するだろうし、軽めのコースで良いよね~と、お勧め食前酒のすももシロップのシャンパン割をいただきつつ、久しぶりの友人との会話を楽しみながらのお昼御飯。美味しかったし楽しかった。このお店、母も好きそうだなー母が上京したら連れて来よう……と、心のノートにメモメモ。
 
で、いただいた料理はこんな感じ。
アミューズブーシュ
テーブルに置かれていた位置皿は鈍く光る金のラインが美しい、「いかにもレカン」的なお皿だったのだけれど、料理が始まると出てくるお皿は皆ストイックな白一色。でも皿の形がほのかにモダンな風合いで、レカン本店と比べて「若々しい」感じ。デザートの時に厨房から出てきて「いかがでしたか?」と問うてきたシェフも、お若い感じの方だった。上野の厨房に入っていたこともあるのだそうで。
 
で、アミューズはスプーンに乗った海老の一口マリネ、赤ピーマンのムース(ふわふわ!うま!)、フォアグラを巻き込んだシガレットサイズの細いパイ。
 
パンは、最初に出てきたのが胡麻を練り込んだ丸パンで、メインの前におかわりで出ていたのがロブションで出てくるみたいなプチバケット(うま!)。他のテーブルをちらっと見たら、更に「第3のパン」もあったみたい。「第3」までがんばって食べれば良かったかなぁ、なんて思ったり。
 
昆布〆とび魚のタルタル メリメロサラダ仕立て
銀座「Le Chat Souriant」にて、とび魚のタルタル~♪ 前菜は、グリンピースのソースを敷いた初夏らしい皿。
 
セルクルで綺麗に固めた円筒形の中には一口大のぷりぷりしたトビウオもたっぷりだけど、野菜もたっぷり。
 
アボカドに空豆にアスパラに、葉野菜色々、そしてエディブルフラワーも。前衛的すぎない「綺麗なお皿」で良い感じ。
 
黒鯛の炭火焼き ういきょうの香るソースヴァンブラン
銀座「Le Chat Souriant」にて。この黒鯛がすっごく美味しかったのでした。 じゅわっと脂が染み出てくるほどに脂の乗ったとろけるような口当たりが最高だった黒鯛のお皿。
 
上に乗ってるのはウイキョウのサクサク揚げ。つつくと崩れるほどにパリッと揚がったその下に、シンプルな炭火焼きの黒鯛。
 
その下にはパルミジャーノ・レッジャーノのリゾットで、更にその下にウイキョウたっぷりの魚のだしが効いた白ワインソース。
 
リゾットが出てくるなんてイタリア料理みたいねーと思いつつ、でもこの料理のメインの部分ははっきりと「黒鯛」で、そのメリハリも良い感じ。
 
うずらの天火ロティ 爽やかなレモンヴィネガーソース
で、メインディッシュは今日の一番上の写真。
見ためより「しっかりレモン」なさっぱりした味のソースがかかったうずらが1羽。
 
骨もついているけれど、「ナイフでするっと外れますので」とフィンガーボールの必要もない(ていうか出てこない)、お行儀良くナイフとフォークで最後までいただけるようになっていた。さすがだ。
 
皮は心持ちパリッと、中はふんわり焼けたうずらの味も良かったし、添え物のじゃがいも、キャベツ、蓮根のフライ(?)も1つ1つが凝っていた。
 
フレッシュいちごムースと柑橘のマリネ
銀座「Le Chat Souriant」にて、果物たっぷりデザート♪ デザートは、柑橘類といちごのムースの組み合わせ、というちょっと新鮮なもの。
 
柑橘は春がシーズンの「清見オレンジ」やルビーグレープフルーツなど。ピスタチオと自家製オレンジピール、ミントの葉を添えて、中央にいちごのムース。
 
上に乗ってるアイスクリームがねっとりとこくのある美味しいもので、これはバナナとシナモンの味。このアイスがたいそう良かった。いちごのムースよりもインパクトがあったくらい。チョコパフェとかにして食べたい感じ……。
 
ミニャルディーズ キャフェ
銀座「Le Chat Souriant」にて、食後のお菓子~♪ レカンオリジナルブレンドだというハーブティー(レモングラスが強くて、あとはカモミールなどが入ってるそう)いただきつつ、「食後のお菓子」まで登場。
 
一口サイズのクリームタルト、かなり濃厚なチョコレート(いわゆる「生チョコ」的な)、直立している一口サイズのマカロンに、グミのような食感のベリーのゼリー。
 
さりげなく「お代わりのお茶」も出してくださって、楽しかったランチはおしまい。そういえばお皿の出てくるタイミングとかもすごくちょうど良かったな-。
 
このお店、店名にさりげなく猫のシルエットが入ってたりするのだけれど、そもそもが「笑顔の猫」という意味の店名だった(帰宅してから調べた……)。
 
2階への階段脇に、愛嬌のある表情の猫のオブジェが並んでいたりして、ますますなんだか良い感じ。また来よう。
渋谷 ヒカリエ内 「Kailua Weekend」にて
 ハワイアンパンケーキ(マンゴー) \830
 フレッシュレモネード \500
午後は銀座から渋谷へ移動、気になっていた「レオナルド・ダ・ヴィンチ美の理想」展を友人と見てきた。
 
レオナルド・ダ・ヴィンチの作品は、「ダ・ヴィンチの真筆である」と確定するのがたいそう大変なのであるらしく、「下絵はダ・ヴィンチが描いたっぽいけど上は弟子が塗ったんだよ」とか、「真筆と思われてたけど弟子の作品だったよ」とか、「この構図を最初に考えたのがダ・ヴィンチだったんだよ」とか、色々あるらしい。
 
この展覧会はそうした周囲の人々の作品を並べつつ、ダ・ヴィンチの理想の美がどのへんにあるのか、を探る構成……という感じ。
 
あの時代にtwitterとかブログがあったら
「昨日から○○侯の絵頼まれて描いてるなう。もうなんか嫌になっちゃったから弟子に投げるなう」
とか、
「お師匠が下絵描いてくれたなう、これから色塗りするなう」
などと、赤裸々に動向が後世に残ったりするだろうに、「どういう課程で仕上げられた絵なのか今もっていまいちわからん」という作品があったりするということはその作品に関する日記などすら残ってないということなんだろうなぁ。
 
圧巻だったのはモナ・リザがずらりと並ぶ一角。それは一流の画家たちによる「模写」のはずなのに、各画家の好みが出ているようでとても面白かった。日本初公開だという「アイルワースのモナ・リザ」は、真作より目が大きく若々しい感じ。「美人」という意味では真作より美人かも……と思ってしまったり。
 
しかしダ・ヴィンチ、「女はほつれ髪がいい」「伏し目がちの目がいい」って、「大芸術家の言葉」と思って聞くから皆「ほほー」と思うけど、ノリとしては「ツインテール、テラ萌ゆる!」的な萌え心と根っこは一緒じゃないかしらん。そのあたりもまたちょっと面白かった。
 
で、歩き疲れて休憩。
 
「いやぁ、まだまだ混雑してるんじゃないかな」
「でも平日だし、ほら、みんなスカイツリーに流れてるよ」
「そういうものかしら」
 
とりあえず、行くだけ行ってみようかーと、新スポット「ヒカリエ」に。
 
各フロアに点在する喫茶店系はもとより混雑しているかなと、カフェタイム営業をしているだろうレストランフロアに向かってみた。
 
「あー、このパンケーキ食べたみたいー」
と、私が所望して入ったお店は、ハワイアン料理のお店「Kailua Weekend」。
 
パンケーキも食べたかったけど、実はレモネードも飲みたいなと思ってしまったのだった。このお店、「フレッシュレモネード」はじめ、「ピンクレモネード」「ダブルレモネード」「ホットハニーレモネード」と、何種類もレモネードメニューが揃っている。
 
「ヒカリエ」でパンケーキ~。見た目よりもあっさり味。 「ハワイアンパンケーキ」は、ベリーとパイナップルとバナナチョコ、そしてマンゴーという品揃え。
 
パンケーキ生地に全粒粉を加え、ホイップクリームは豆乳ベースのヘルシーパンケーキ、なのだそうだ。シロップもメープルではなく「てんさい糖」ベースだそう。
 
どかーんとクリーム盛られてこんな感じでやってきたパンケーキ、でも本当にクリームはあっさり味。植物油のホイップクリーム的なべたべたした感じがしないのは良い感じ。マンゴーの果肉入りシロップもさほど「甘~い」という感じではなかったから、てんさい糖シロップも適当にかけながらいただいた。
 
んー、悪くないけど、美味しいけど、「わざわざ食べに来る」というほどの感じでもないかな、と。
 
そんなこんなでこのお店でもおしゃべりして、そろそろ5時というところ。
 
友人とヒカリエの入り口で別れたところで、「ちょっとだけお店も見て帰ろうかなー」とヒカリエのショップもちらっと見てから帰宅した。
 
洋服扱う店よりも、雑貨を扱うお店が多い印象。でもなんとなく似た品を揃えているお店が多いような感じがした。フレグランスオイルにウッドスティック刺すタイプの芳香剤を扱うお店がなんだかやたらとあるなぁとか、そんな感じ。
 
夕方になって売り場もますます混雑という感じだから早々に退散してしまったけれど、空いているタイミングにもうちょっとゆっくり見たいかな、と。
レタスのサラダ
白いんげん豆の煮込みカスレ風(昨夜の残り)
ミネストローネ
スライスバゲット with レバーペースト
白ワイン(丸藤葡萄酒 ルバイヤート甲州樽貯蔵 '08)
で、パンケーキまで食べてしまったから、夕飯は軽めに。
 
息子用にはお総菜屋でコロッケと唐揚げを買っていってやり、レタスのサラダと共にそれをメインのおかずに。
 
昨夜のカスレ風煮込みもあるし、ミネストローネもあるし……と、私はありものをあれこれ並べてワインをグラスに1杯。
 
息子は御飯で、私は薄切りバゲット&レバーペースト。
ワインくいくい飲んでいたら、
「あのねー最近学校で先生がワインの話してて。"ブショネ"って知ってますか?って聞いてみたら、社会の先生も、飲んべえの国語の先生も知らないって言ってたよー」
なんて息子が言ってきて、ワイン吹きそうになってしまった。息子よ、君、学校で何の話をしてるんだい……。

2012年5月28日月曜日

豆が食べたい。

鮭茶漬け
麦茶
なんとなく、「サラサラしていて水っぽい感じのもの」が食べたい気分で、今日の朝御飯は「鮭茶漬け」。
 
永谷園のお茶漬けの素をひや御飯にかけてお湯注いだだけだけど、
「うち、全然お茶漬けって食事に出ないよねー」
と言っている息子は大喜びだった。
 
お茶漬け、「お酒飲んだ後」とかならともかく、夕御飯の食卓に出す感じではないから、どうしたって息子の口に入る機会は少なくなる。週末の昼御飯というのも物足りないし、そうすると「じゃあ朝御飯に?」ということになる。
 
でも、お茶漬けを朝御飯に食べるのは良くないのだそうだ。
だんなはそうおばあちゃんから言われて育ったのだそうで、それを知ってから朝食に出すのもなんとなく罪悪感。ますますお茶漬け海苔は食材入れのこやしと化しているのだった。私は時々平日一人の昼御飯にさらさらっと食べていたりして。
 
ググッてみると、「栄養バランスが良くない」「消化によくない」「朝から"噛まないで済む食事"は良くない」といった栄養学的&健康面からの理由の他には「働きに出る人に"お湯をかける"ことになる」という説や「朝に茶漬けを食べると出世しないから」という説がちらほらと。「朝からお茶漬けをかっこむようなスタートは、その日一日せわしなくなるからダメ」というのも。
 
「夜の爪を切ってはいけない」的なものなのかなと思いつつ、でもそれほどには広く知られていない伝承(迷信?)なのであるらしい。
 
「でも、まぁ、たまにはいいよね」
去年あたり「朝に茶漬け」とかってCMでもやってたなぁ……とか思いつつ、さらさらっとお茶漬け朝御飯。焼いた鮭とか乗せたらもっと良い感じだったかな。たらこも捨てがたい。
レバーペーストのブルスケッタ
レタスのサラダ
白いんげん豆の煮込みカスレ風
羽釜御飯
白ワイン(丸藤葡萄酒 ルバイヤート甲州樽貯蔵 '08)
密かに「冷凍庫の食材調理キャンペーン」中な今日この頃。「煮込み用豚カシラ肉」なんてのが冷凍庫に入っていたので、これを調理しようかなーとぼんやり考え、ついでに「なんか、豆が食べたいな」とも。
 
手元には、昨夜スペアリブの下ごしらえでできた豚スープもあるわけで(人参のへたや玉ねぎの外皮などのくず野菜と一緒にリブを煮たので、これがたいそう良い感じのスープになっていた)、それを使って煮込みかな~と、洋風煮込みを作ってみることにした。
 
作ってみたのは、パン屋さんDONQで以前もらったリーフレットに掲載されていた「白いんげん豆の煮込みカスレ風」。本当は、「肉の煮込み」というより「ソーセージの煮込み」といった方がよさそうな料理で、仕上がり見本写真にも巨大なソーセージがばばーんと盛られている。
 
手元にあるのは貧弱な「ウィンナー」だけだし、今回は「肉メイン」ということで……と、ソーセージだけ抜いて豆たっぷりの煮込み料理を作ってみた。スペアリブからでたスープとソルトポークが期待以上に良い仕事をしてくれて、息子もおかわりするほどの美味しい煮込みのできあがり。
 
トマトが入るけれどペーストが小さじ2ほど色づけ程度に入るだけで、あとはタイムとクローブとローリエでほんのり風味をつけただけの、基本は「塩味ベースのスープ煮込み」。
 
「これ、御飯入れて食べたら旨いと思う?」
「……お行儀はよろしくないけど、ぶっちゃけ旨いと思う」
「そっかー」
と、息子はもとより私まで、最後皿底に残ったスープに御飯ひたしつつ食べてしまったけれどそれもまた美味しかったのだった。ずいぶん長いこと(多分半年くらいは前から……)冷凍庫で凍りついていた豚カシラ肉だったけれど幸いカッスカスになっていたということもなく。
 
あとはさっぱりもりもり食べられるレタスのサラダと、昨日に引き続きレバーペースト。
 
やはり息子は苦手な味ということで、息子の分はバゲットに薄くバター塗って、スライスチーズ乗せてリンゴの薄切りも乗せて、そこにうっすらペースト塗るくらいのささやかなレバー感にしてやった。私の分にもチーズとリンゴは添えたけど、レバーペーストは山盛りで。
 
豆とかレバーとかで、今日は野菜も比較的多く、なんというか「精がつきます」みたいな夕御飯。煮込み時間1時間ほどでさらっとできたこの煮物も良い感じだった。缶詰ではなく、昨夜から水に浸けてちゃんと煮たいんげん豆も、ぐずぐずになりすぎずに適度に歯ごたえが残る食感に煮えたので、これも何より。
 
さて、そしてそろそろ「わさび醤油でお刺身&冷や奴」みたいなのも恋しくなってきたわけです……(そして鍋にはミネストローネもまだ残ってるわけです……あと今日のカスレも……)。

2012年5月27日日曜日

レバーペースト&スペアリブ

スモークハム&チーズサンド
アイスミルクティー
自家製練乳いちごヨーグルト
日曜なれどちょっと早起き、今朝は息子の習い事(←林間学校時の振り替え分……)。
 
当初は昨日仕込んだ"バルクソーセージ"焼いてサンドイッチにしようかと思ったのだけれど、起き抜けで「がっつり肉」というのもちょっとどうかなと思い直して、それよりは軽めのコールドミートサンドということに。
 
「アンデルセン」で売っていた新商品の「パーカーハウス」というサンド用のパンに、お肉屋の特売で買ってきたスモークペッパーハムとチーズを挟んでいただいた。
 
本来は「当店のハムやソーセージを挟んで食べてねー」という趣向で売り出したのであるらしいこのパン(あと、並んでドッグパンも売られていた)、
「ごめん、ハム挟むけど、お宅のじゃなくてごめん」
と少しばかり思いながら買ってきたのであったりして。
 
ドッグパン、これまではパン屋でプレーンなものはあまり扱ってなくて、スーパーで大手メーカー製のしか選択肢がなかったから定番商品化してくれると嬉しいなぁ。
なす、モッツァレラ、バジルのスパゲティ
アイスマンゴーティー
今日は一日『脱出ゲームブックvol.1人狼村からの脱出』の謎解きにいそしんでいた。先日の「謎箱」といい、なんで私はこんなに謎解きばっかりやってるんでしょうか、な今日この頃。
 
「成功率5%」とかのイベントでの謎解きと比べるといくぶん(いや、かなり)難易度低めという感じでサクサク進めることができたのだけれど、そこはやっぱりSCRAPが手がける謎だけあって、最後の最後で「これさえわかればー!」みたいなところで案の定躓いていたりするのだった。自分の頭の足りなさにはがっかりだ。
 
そんな頭が煮えている状況下でのお昼御飯となったのだけれど、美味しいモッツァレラチーズが手元にあるうちにということで、「モッツァレラチーズを美味しく食べるパスタ料理」を探して作ってみることにした。
 
ちょうど茄子も食べたかった(しかも昨日八百屋で安かった)ということで、作ってみたのは「なす、モッツァレラ、バジルのスパゲティ」。『「アロマフレスカ」のパスタブック』掲載のレシピを見ながら作ってみた。
 
「茄子とチーズ」とくれば、なんとなくトマト味かな?と想像してしまうのだけれど、これはオイルベースの白いスパゲティ。茄子を揚げて、パルミジャーノ・レッジャーノ、モッツァレラチーズと合わせて麺と和える。仕上げにバジルをパラッと。
 
今年はベランダでバジルとイタリアンパセリとタイム(と、おまけのキャットニップ)を植えているのだけれど、今のところは病害虫に襲われることもなく元気。バジルもマメに摘心していたらえらいこと枝分かれしてきて、わっさわさと繁りつつある。
 
なので、葉っぱの1枚2枚料理に使うくらいなら使い放題な状況で、あとはアブラムシと芋虫、バッタの襲来に注意をすれば今夏は快適なハーブライフを送れるはず、だ……。送れると、いいなぁ……(毎年アブラムシにやられるんだなぁ……)。
 
で、パスタの方はなかなか良い感じにできた。火の通った(焼いたり揚げたりした)茄子が恋しくてたまらない感じだったので、私的にはたいそう満足。とろっととろけるようなモッツァレラチーズも良い存在感だった。でも、この具材の組み合わせだと、やっぱりトマトがほんのり恋しくなる気持ち。
レバーペーストのクロスティーニ
BBQリブ&コールスロー
ソルトポークのミネストローネ
羽釜御飯
白ワイン(丸藤葡萄酒 ルバイヤート甲州樽貯蔵 '08)
絶賛「アメリカンな肉料理祭り」中の我が家、今日は満を持してスペアリブ。
 
イオン系スーパーでアメリカンフェアやっていてリブがお手頃価格だったから買ってきたのだけれど……でもこれ、毎度思うけどなんでいつも1本1本バラしてあるものしか扱いがないのだろう。
 
バラになっているのも肉骨茶や煮物などに便利に使えるけれど、でもバーベキューリブとして食べる時には骨がつながっている塊のものの方が断然嬉しい。「塊のまま食べたい」という需要は、そんなにないものなのかなぁ……。
 
それでもやっぱりオーブン焼きにして食べたかったので、バラのスペアリブだけれど焼いて食べることにした。昨日から引き続き『アメリカ南部の家庭料理』を参考にしつつ、グラニュー糖にパプリカパウダー、その他諸々合わせて「ドライラブ」というミックススパイスを用意して、一度下茹でしたリブにそれをまぶしつけてからオーブン焼きに。最後にバーベキューソースもてらてらと刷毛で塗りつつ仕上げていく。
 
昨夜仕込んだコールスローと、そして今日はおまけに「レバーペースト」も。
 
昨日冷凍庫整理したら「いつ買ったんだっけ」という鶏レバーが出てきたので、酒のアテになるようにペーストにしてみたのだった。
 
バターでにんにくと玉ねぎ炒めて、レバーも炒めて、ウイスキー投入(本当はブランデーか赤ワインの方が良いらしいのだけど)。しっかり煮詰めてからバター、生クリームと一緒にフードプロセッサーで攪拌する。それだけ。
 
レバー臭いのもウェルカムな気分だったので、下処理もかなりいい加減にざっくり作ってみたところ、容赦なくレバー臭いペーストができあがった。これは息子、ちょっといやがりそうかなと、せめてもと薄切りリンゴと一緒にバゲットに盛りつけてみたりして。
 
案の定息子は「うへぇ……」という顔をしてレバーペーストを食べていたけれど、ブーダンノワール風にリンゴ添えて食べるとかなりマイルド。バゲットにしっかりバターも塗っていたのでかなり食べやすい味わいになっていた。
 
そんなものがあるので「ここはやっぱり酒飲まなきゃ♪」と、ワイン置き場の手近な場所から引っ張り出して冷やしておいたのは甲州の白ワイン。2008年の樽貯蔵もので、期待以上に濃厚な味わいはレバーペーストにも張り合える感じで悪くなかった。
 
ワイン傍らに、でも手元にはキッチンペーパーの束置きつつ、骨を持ってかぶりついたスペアリブも上々。市販のBBQソース(月並みだけどヨシダが「そうそうこれこれ」な味で好き)も美味しいけれど、「徹頭徹尾出来合いの味」みたいになってしまうのが少し不満だった。
 
今回、まぶしてから焼いたスパイスは、期待以上に良い仕事をしてくれた。甘さと自然な香辛料の香りが加わっていつもより数段美味しく香ばしく焼けたリブはちょっと感動の美味しさ。これからは「ドライラブ」、まめに調合して常備しておかなきゃだなーと思ったのだった。

2012年5月26日土曜日

ロティセリー風。

シナモントースト
ミルクティー
「甘さが物足りない」「シナモンも物足りない」と、作るたびに「うーん、なんか足りない……」と試行錯誤していたシナモントースト。
 
これはもう、相当思い切って砂糖やシナモンパウダーをふらなければ(あとバターもね)いけないものなのであるらしい。
 
今日は思い切っていくぞ、と、バターたっぷり食パンに塗って、ジャリッとしそうなほどグラニュー糖を全面にかけ、シナモンパウダーも表面がしっかり茶色に染まるまで盛大にかけた。で、表面がサクサクと心地よい食感になるくらい、長めにオーブンへ。
 
シナモンはスティックのものと、あと木片のように砕けたタイプのもの(バーク、と言うらしい)が手元にあるのだけれど、必要な都度おろすのが微妙に面倒だったのでついにパウダーまで買ってきてしまった。
 
シナモントースト以外にはそう大量に使う用途はないはずなのだけれど、こうして我が家にいろんな調味料やらスパイスやらが増えていく。
「……いっそシナモンロールとかも焼いてみればいいのかなー」
とか思ってみたり。シナモン、昔はそう好きなものではなかったのだけれど、最近やけに好物だ。
 
お供はMitsu Teaミルクティー専用茶葉を濃いめに淹れてこってりミルクティー。
コールスロー
ロティセリー風チキン
ソルトポークのミネストローネ
羽釜御飯
ビール(銀河高原ビール)
土曜日なれど、息子は部活&友達と遊びで平日と同じ感じに一日不在。
 
私はコンビニにチケット受け取りに行く用事があったり(8月のリアル脱出ゲーム「ある廃病院からの脱出」のチケット取ったどー♪)、駅ビルがポイント5倍セールやってるからついでに覗いてくるかなと、近所をぷらぷら。
 
急ぎの仕事もないし~と、猫と一緒に昼寝したりもした。りゃんりゃんは、生みの親のかすみさんと一つ屋根の下で暮らしているというのに、それでもどうも私が好きらしい……(ベランダにもトイレにも風呂にも一日後追い、昼寝も夜寝もびたーっと密着……)。
 
で、うっかり昼寝をしすぎて、今日の午後には冷凍庫に入れていたレバーを解凍してパテにする作業をしようかなと思っていたのにそれができず……。
 
今夜の予定の「ロティセリー風チキン」もできあがるまでに2時間かかるし、コールスローも「4時間以上冷蔵庫で寝かせてから」とか書いてあるし、あと明日の料理の準備もちらっとしたいし、と、急ぎ台所に立った。
 
ここ数日、昨年末に購入した『アメリカ南部の家庭料理』を自作レシピデータベースに入力する作業をぽちぽちやっているところだったこともあって、すっかりアメリカ料理が恋しくなっている今日この頃。
 
この週末はイオン系スーパーでも「アメリカフェア」なんてタイムリーな催しをやっているものだから、お手頃価格になっていたスペアリブを買ってきてしまった。それは明日食べることにして、今日の夕飯は骨つき鶏もも肉で「ロティセリー風チキン」。
 
これは『BAGEL&BAGEL オリジナル・レシピ集』に掲載されていたレシピ。
 
ベーグル屋さんのベーグルレシピ本のはずなのだけれど、この本にはアメリカンなスープやお総菜のレシピも載っていて、それがまた良い感じの本だった。ハーブスパイス入りの塩水に1時間肉を浸けてからオーブン焼きにする本格的なレシピで、しっかりと塩とハーブの香りが染みた肉がパリッと綺麗に焼き上がる。ロティサリー用にグリルマシンはないけれど、でも家のオーブンであんな感じの御馳走風のチキンが焼けるのはなかなか感動ものだ。
 
で、添えたコールスローは明日も食べるつもりで大量に仕込み。これは『アメリカ南部の家庭料理』に載っていた作り方で、セロリパウダーや砂糖が入るお馴染みのアメリカンな味のもの。更にこのレシピには刻みピクルスやレモン汁も加わって、かなりさっぱりした味わいだった。キャベツを色紙型に切るのも、
「あ、そうそう、千切りキャベツのお店も多かったけど、こういう切り方する店もあったあった」
と、なんだか嬉しくなる感じ。
 
一度に色々な野菜が摂れるのでつい仕込んでしまう具だくさんスープは、今回はミネストローネで。トマト缶1缶使い切る分量だと、玉ねぎ1個、人参1/2本、ピーマン2個に茄子1個にブロッコリーにキャベツにと、思った以上に壮大な材料になってしまって、「2人で食べきるのに何日かかるのかしら」くらいな仕込みになってしまった。
 
もうすぐ反動で味噌と醤油味醂味が恋しくなってくるかなーと思いつつ、ここ数日は「洋食&肉フィーバー」な我が家の食卓。
 
今日の午後には、レバーの仕込みはできなかったけど「バルクソーセージ」は仕込んでみた。豚ひき肉のハンバーグ的なもので、でもハンバーグではなく「腸詰めにしないソーセージの中身」みたいな感じ。このまま焼いてパティに挟んで食べたり、あとは白い「グレイビー」の材料にしたりする。イタリア料理とかでもこの「ソーセージの素」みたいなものを作ってパスタの具にしたりするけれど、ルーツはそのあたりにあるのかな?
 
ともあれそんなアメリカチックな夕御飯。最初こそお上品にフォークとナイフで食べていたけれど、最後は息子共々骨持って骨際の肉にむしゃぶりついていた。そういえば明日も「骨持ってむしゃぶりつき系」になる予定だわ……。

2012年5月25日金曜日

お店みたいなハンバーグ

目玉焼きトースト
アイスカフェオレ
今朝はちょっとばかり久しぶりの「目玉焼きトースト」。
 
手抜きせずにちゃんと作った方が美味しいと知ったので、ハム入り&パルメザンチーズ入りの「クロックマダム風」で作った。しかも今日は豪華モッツァレラチーズトッピング。
 
ある程度卵に火が通ってくれないと食べにくいので、オーブンで13分くらいは焼かないといけない。オーブン余熱の時間も考えると、いつもの時間に起きていたら間に合わないわけで、ゆえにこの献立のために数十分の早起きを余儀なくされる。
 
まぁ、いいけどね、早起きしてパズドラやるから……と、ちらっと早起きしてオーブンのスイッチ入れた後は早々にiPhoneの電源を入れてゲームを始めるわたくし。
 
これ、だんなが春先から楽しそうに取り組んでいたゲームで、「ちょっと気になるな」と思いつつ手を出さずにいたのだけれど、最近になって「リアル脱出ゲーム」のSCRAP代表の加藤氏までもやり始めたらしく、あの楽しいリアル脱出の生みの親である彼までもが「面白い」言い出したので、これは相当面白いんだな、と。
 
なんというか「ぷよぷよ」とRPG混ぜたみたいな、空いた5分くらいの時間でささっと遊べて頭も使う、微妙にコンプリート心とかもくすぐられる中毒性のあるゲームなのだった。課金して(いわゆる"ガチャ"がある)強い味方を揃えたい誘惑に駆られつつも、無課金で遊び続けることができるのもありがたい。
で、暇さえあればドラゴン育てて遊んでいるここ数週間……。
 
さて今日の目玉焼きトーストもばっちりな出来映えで、卵も頃合いな半熟具合、とても美味しく焼き上がった。とろけてぴよーんと伸びるモッツァレラもリッチな味と口当たり。
 
今日を終えたら週末だー。
小松菜とソルトポークの炒め・ポテトのオーブン焼き
ハンバーグのオーブン焼き
カレー風味のミルクスープ
羽釜御飯
チューハイ(アサヒ 果実の瞬間 贅沢みかんテイスト)
「ハンバーグが食べたい」と思い立って買ってきた合い挽き肉、初志貫徹で今日の夕食はハンバーグ。
 
いつも通りにスキレットで焼いて水注いで蒸し焼きにして……というのも悪くはなかったけれど、たまには別の方法で作ってみようかなとレシピデータベースを検索。枝元なほみさんレシピの「ハンバーグのオーブン焼き」のやり方で作ってみることにした。
 
ル・クルーゼを使う料理ばかり集めたレシピ本に掲載されていたものだから、レシピに登場の鍋も当然ル・クルーゼ。レシピでは、鍋に薄く油ひいて両面軽く焼いたハンバーグをそのまま鍋ごとオーブンに入れて焼くというやり方だった。
 
「でもどうせ鍋をオーブンに入れるなら、そのまま食べられる器で調理しちゃった方が簡単な気がする……」
と、私はLodge社のファヒータパン(これ)を使って調理することに。
 
この鉄製フライパンでハンバーグ焼いて、余熱したオーブンに入れて、そのまま食卓へ。思った以上に大量の油が染み出てきたのでそれは適宜拭き取る必要があったけれど、でも最後までアツアツのまま美味しくいただけた。ステーキ屋さんで食べてるような気分が味わえて、見た目的にもこれは良い感じ。
 
レシピ通りに、ハンバーグはオーブン焼きにしている途中でスライスチーズと輪切りのトマトを乗せて、くし形に切ったじゃがいもも一緒に焼いた。ちょうど小松菜を買ってきていたところだったので、ソルトポーク、冷凍コーンと一緒に炒めて添え物にして、ますます街のステーキ屋さんの一品風の外見に。
 
「あ!僕、ちょうどハンバーグ食べたいと思ってたとこだったー!」
と息子も歓迎してくれて、ごろっと大きく分厚く焼けたハンバーグ(何しろ2人分で挽肉400gパック全部使っちゃった……)に2人でもくもくと対峙する。
 
いつものハンバーグももちろん美味しいけれど、今日のオーブン焼きハンバーグも鋳鉄皿でいただく気分の高揚もあいまってたいそう良かった。そっか、ステーキとかにもこのファヒータパンをがつがつ活用すれば良かったんだわ、と今更ながらに思い知って、久しぶりに取り出したファヒータパンは念入りに手入れしてしまっておいた。ファヒータパン、ちゃんとファヒータパンとしても使ってやらなきゃなぁ。近々ファヒータやりますかね……。

2012年5月24日木曜日

ステーキ焼いた~

イングリッシュマフィンサンド 卵チーズ
アイスカフェオレ
手作り「練乳いちごヨーグルト」
手作り練乳が手元にあるところで、
「そうだ、"練乳いちごヨーグルト"も自分で作れるじゃん」
と思い至った。
 
市販のパック入りヨーグルトのお気に入りのこの品、プレーンヨーグルトと苺のパック買ってきて手作りするほうが「安上がり」とは言いがたいけれど、でも好きなだけ好みの味でいただける。これは嬉しい。
 
プレーンヨーグルトにややしっかりめに練乳で甘みをつけて、刻み苺をざくざくと。市販のそれよりもたいそうリッチな味の幸せなデザートができた。
 
パンはイングリッシュマフィンを半割にしてチーズ乗せてオーブンで焼き、目玉焼きを挟んだもの。今日は肉無しで。
カプレーゼ
マッシュドポテト
オージービーフステーキ バター醤油ソース
きのこのミルクスープ
羽釜御飯
麦茶
「おお!今日の夕飯は好きなものばっかりだ!」
と息子が歓声を挙げた今日の献立。
 
ステーキにマッシュドポテトにカプレーゼ、ミルクのスープに炊きたて御飯。
 
今日は習い事の日(=英会話の先生が来る日)なので、まぁ色々とお疲れだろうなと肉料理にしてやった。しかもステーキ。1枚300円たらずの、控えめサイズの特売オージービーフではあったのだけれど、それでもやっぱり「御馳走」で、用意するこちらもテンションが上がる。
 
塩胡椒してスキレットで焼いた後、スキレットに赤ワイン注いでこそいで醤油とバター加えて軽く煮詰めた、定番の「バター醤油味」。お供にバターと牛乳多めに加えたふわふわのマッシュドポテト。
 
いかん、何も考えずに用意したら全体的に牛乳とかバターとかチーズとかになっちゃった……と思いつつ、昨日のきのこスープの残りにはブロッコリーと冷凍コーンを足して、牛乳も注いでミルクスープにアレンジ。熟したトマトはベランダのバジルちぎって、大量に買ってしまったモッツァレラチーズと合わせてカプレーゼにした。
 
モッツァレラチーズは、ゴールデンウィークの特売時に「ハイ食材室」で買ったもの。
 
モッツァレラは「ボッコンチーニ」と呼ばれるピンポン玉サイズの冷凍もので、イタリア産水牛のものなのに500g入って1050円というお値打ち価格だった。スーパーで買う国産のは水牛ではなく牛乳が原料で100gが300円ほど。それを思うと、「冷凍でも全然いい、これ買って食べたい」と案内を見てムラムラしてしまい、2パック分申し込みをしてしまっていたのだった。
 
更に「100gパック×5個セットのイタリア産パンチェッタ切り落とし」1180円とか、「しゃぶしゃぶ用イベリコ豚200g」500円とか、そういった冷凍食品を一緒に買って、我が家の冷凍庫はただいま肉とチーズ(と、前から入ってるバターとか豚まんとか)でいっぱい、という状況。パンチェッタがあってモッツァレラが大量にあって……ということは、ピッツァを焼けという神の仰せかもしれない。
 
ともかくも、500gパックのモッツァレラはいかにも食べ応えがありそうなサイズ。一気に解凍しても500gをすぐには消費しきれないということで、半量を解凍することにした。凍ったままの状態でパン切りナイフを当てたらあっさり食べたい分だけ割りとることができたのは何よりで、残りは再び冷凍庫に。
 
解凍した250gのうちの、今日使ったのは半量ほど。思ったよりもかなり塩気のついているチーズで、カプレーゼにするにはぴったりだった。でもこれ、デザートには使えそうにはないかなと。
 
むちーっと裂けるあの独特な触感とか、乳の旨味が濃厚な味わいとか、ハードタイプのチーズにはない風味がたまらない。冷凍だから質が劣化しているというのもさほど気にならない程度で、息子ともどもたいそう美味しくいただいた。肉よりもむしろ「カプレーゼ、美味しかったなぁ」と思ってしまった夕御飯。
 
そして今日は夕食後に英会話レッスンだったのだけれど、お茶菓子には「ブルボン・ルマンド」を出してみた。
 
無印良品のドーナツ出してみたり、自家製チーズケーキ出してみたり、「麦茶だけ出すのも何だし」とちょこちょこ用意している私。カフェイン嫌いの先生は甘いものはウェルカムらしく、「旨いね!今日も旨いね!」となにやら毎回楽しそうなのだった。アメリカ人のこういうストレートな感情表現は美徳の一つだよなぁ……と思いながら、「先生はルマンドもOK」と心にメモしておいてみたり。
 
私も家庭教師をしていた学生時代に、色々な家で色々なものを御馳走になってけっこう美味しい思いをしてきた。それもあって「次は何を出そうかなー」とか考えてしまう。
 
鮎の形をしたどら焼きがえらいこと美味しかったり、「主人のウィーン土産ですの♪」と出してもらったすみれの砂糖菓子を初めて目にしたりと、伺う先によって刺激的な体験が色々あったのだけれど、忘れられないのは「豪華フルーツ盛り」。
 
自宅の1階で自営のバーを営んでいるお宅で、私は上階の娘さんの部屋で勉強を教えていた。いつも勉強を始めるときに「はいいつもありがとねー。センセ、お茶、飲む?」と2リットルペットのお茶をドーンとテーブルに出してくれるようなざっくばらんな訪問先だったのだけれど、ある時
「これ、内緒ね内緒。食べて食べて」
と、えらく巨大なフルーツプレートを持ったお母さんが階下から上がってきて、プレートを置いてまた戻っていったのだった。
 
サービス的なものだったのか、本来フルーツの行くはずだった先がワヤになってしまったのか知るすべもなかったのだけれど、オレンジの皮はぐるぐる渦を巻いたように切られているし、パイナップルもなんかチョウチョみたいになっちゃってるし、なんか見たことないフルーツまで盛られているし(今から思うとドラゴンフルーツやスターフルーツだった)バナナもバナナで南京玉すだれみたいな造形物になっちゃってるしで、生徒と2人「すごーい」「どうしよー」と盛り上がっちゃったのだった。
 
生徒も驚いていたくらいだからそれは滅多にないことだったようで、「すごいね」「フルーツバイキングとかってあるらしいよ、多分こんな感じなのかな~」と、その日は勉強そっちのけでフルーツと格闘していた記憶がある。あのとき教えるはずの二次関数の問題は予定の半分も消化できなかった。後にも先にもそんな強烈な体験は1回だけ。……あれ、この話、前にも書いたことあったかな。
 
そういえば、生徒の家に猫がいたことはあんまりなかったなぁ……てか、いても触らせてくれる猫がいなかったんだよなぁ……と思い出しつつ、
「今日も猫ちゃんを触って帰ってもいいかーい?」
なんてピュアなホワイトなんだ、ビューテホーだね……と笑顔で猫たちを撫でくりまわして帰って行く先生をお見送り。

2012年5月23日水曜日

今日はお魚~

「アンデルセン」のスイートマンゴーブレッド
ハムエッグ
アイスカフェオレ
確か昨年は「冷やして食べても美味しい」という売りで似た風なパンが出ていた記憶がある、「アンデルセン」のマンゴーブレッド。今年は「冷やして食べて~」のあおり文句はなく(まだ5月だからそう言ってないだけかもしれないけれども)、「スイートマンゴーブレッド」なるものがお店の目立つ場所に並んでいた。
 
私も息子もマンゴー大好きなので、お試しに食べきりサイズを買ってきた。
 
このパンだけではちょっと物足りない分量で、でも卵料理とかを合わせるのもちょっと似合わないような感じもしたのだけれど、とりあえず両面炙ったハムとスクランブルエッグを添えてみる。お供にアイスカフェオレ。
 
「うお!思った以上にマンゴーだった!」
「うん、これは相当にマンゴーだねー」
デニッシュ系ではなく、小さめの食パン風の外見でもあったので、「ほのかに甘い、マンゴーの香りがするパン」くらいな感じを想像して食べると、ちょっと驚くくらいのマンゴー感。
 
そういえばそろそろ果物屋さんにも国産マンゴーがぼちぼち並んでいるのよねぇ……今年もたくさん食べたいなーと思いながら、マンゴー味のパンをもぐもぐ。
エシャロットソースの冷や奴
きのこのスパイシーマリネ
カレイのハーブ焼き
きのこと鶏肉のスープ
羽釜御飯
麦茶
フライパンで魚をじゅーじゅー焼いていたら、
「……今日の夕飯は魚かー」
と、案の定がっかりした声。
 
文句言う割には出せば残さず食べるけれど、肉の方が歓迎なのはわかっているわよ……と、今日は「魚の日」。それでも、習い事があってお疲れの日には魚ではなく肉を出すようにしているのだから、その母の気遣いをわかっていただきたい。
 
今日の魚は、スーパーの鮮魚コーナーで「魚ステーキバイキング」なんて札つきで売られていた味つきの切り身魚だ。
 
基本的に、肉も魚も味つきのものはあまり手を出さないようにしている(というか、手を出す気分になれない)のだけれど、この切り身は1つ78円とか、そんな感じだった。
 
5種類ほどの魚が、赤魚は西京漬け、ブリは照り焼きだれ、マグロは韓国風たれ……とそれぞれ味を変えてタレまみれになって並んでいて、
「でもどれも、きっとコンビニの弁当に入ってるような味なんだろうなぁ……」
と思いつつ、これなら食べられそうかなと試しに買ってみたのがカレイのバジルハーブソース。
 
フライパンにオリーブ油と刻みにんにく入れて両面こんがり焼いたところでバジルの葉添えて出したら、なんとなくそれっぽい感じに仕上がった。冷蔵庫に残っていたきのこのマリネも添えて。
 
いよいよ食べきらなきゃいけない感じになっていたエシャロットは、緑の部分ごとざくざく刻んで赤唐辛子と共に軽く炒めて、醤油と酢と砂糖を加えてドレッシング風のピリ辛タレに。これは冷や奴に添えていただくことに。
 
あとはきのこ山盛りのスープ用意して、御飯炊いて、そんな感じの夕御飯。
 
昨日、歯医者で自分の番を待っている時に雑誌(たしか『クロワッサン』だった)をぱらぱら捲っていたら、北欧家庭の夕飯の風景、みたいな写真があった。おかず3種類くらいが乗った1人1皿と、テーブルの中央にサラダっぽい器。テーブルが大きなせいもあるかもだけど、えらく質素な印象で、「……皿洗うの簡単でいいな」なんて事を思ってしまったりした。
 
日本の家庭料理はやっぱりそういう光景に比べると皿数は多くて、最低でも「御飯茶碗」「汁椀」「おかず皿」の3点が必要という感じ。でもそれだけじゃ今ひとつ物足りなくて副菜の小鉢ももう一つ、ということになる。
 
ちまちました皿が複数並ぶ様は、他の国からするとおままごとしているかのように見えたりもするんだろうなぁと思いながら、今日も馴染みの皿を出して盛りつけたのだった。
 
「魚ステーキ」は、やっぱりこんなものかなー、という化学調味料っぽい味わい。「やたらと安いからお試しに」と買ってはきたけれど、やっぱり魚も肉も未調味のものを買ってきた方が間違いはないみたい。

2012年5月22日火曜日

歯医者後の焼きそば

「アンデルセン」のミルクフランス
ペリカンマンゴーwithヨーグルト練乳
ミルクティー
昨日は久しぶりに「アンデルセン」で朝御飯のお買い物。
 
このところ、何度か買おうとするたびに売り切れでふられつづけていた「ミルクフランス」を買うことにした。我が家の人間のみならず数多のお客さんに愛されている商品らしく、夕方遅くになると売り切れてしまう人気商品だ。
 
今日は「2人で1本を半分こ」と言わず、ばぼーんとフルサイズのものに1人1本かぶりつく。ミルクフランスとミルクティー、食後に「ヨーグルト練乳」(プレーンヨーグルトにその半量分の自家製練乳を混ぜたもの)をかえたタイ産のペリカンマンゴー。今日も乳製品さまさまな食卓だ。
 
練乳味のクリームがたっぷり詰まったパンを久しぶりに堪能しながら、
「やっぱり私、乳製品がこの世から消えたら生きていけないかも……」
と思ったり、思わなかったり。
 
この春からだんなが単身赴任をはじめて、食材の消費は当然激減したけれど、それでも牛乳の減り具合は全く減っていないのよね……。
茹で空豆
鶏むねときゅうりのごまあえ
ソース焼きそば
麦茶
今日は一日雨模様。
「でも"火曜市"だし、図書館に予約の本取りに行かなきゃだし!」
と、午前中の小ぶりのうちに一気に自転車で用事を済ませに行ってきた。霧雨くらいの降りだったのでめでたく食材満載抱えて無事帰宅。
 
昼からはさすがに本降りになって、こりゃしょうがないなと夕方に予約した歯医者はてくてく歩いて行ってきた。
 
お医者が大嫌いな私、とりわけ歯医者は苦手の最たるものだけれど、一週間ほど前に右下奥歯がしくしく痛み始めて「なんかこりゃヤバイ」と思い続けていた。
 
「これ……知覚過敏!?」
と、CMに出てくる女性みたいな顔と声で呟いてみるも、「いやいや、冷たいもの口にしてなくても、普通にしていても痛いし、これ絶対虫歯だし」と、予約を入れたのが数日前。
 
それでも、行きつけのお気に入りの歯医者があるのが不幸中の幸い。
 
私と同世代くらいと思われる男性の先生が一人で(もちろん助手や受付の方はいるけど)やっている小さな歯医者さんで、すごく丁寧に診てくれる。診療台脇にあるモニターで歯のレントゲン写真を写して、「ここがこれこれこうなってるから、こういう治療をしたいと思います」とわかりやすく説明をしてくれるうえに、極力「痛くない治療を」と心を砕いてくれるので本当にありがたい。数年前、痛くてたまらなくなった親知らずを抜いた時も後々痛むことも腫れることもなく見事に処置してくださった。
 
で、そのお医者に訪れてかくかくしかじか……と伝えて、めでたく十数分で治療終了。
 
最初は「大昔に治療した銀歯の下が虫歯になっちゃったかなぁ」と心配気だった先生、
「あ、大丈夫です別の場所みたいです、ほらここ。これならすぐ治療できるし神経までいってる感じでもなさそうなので」
良かったですね~、神経抜くのはできるだけ避けたいんですよね、と説明しながらの治療終了。やれやれ、やっと痛くなくなったよー。
 
ほんと、足の骨折れてるより腹痛より、歯痛の方がしんどいです……。
 
と、そんな感じで地味な歯痛に苦しんでいたここ数日。今日は、御飯とか「がっつり肉」とかよりも、柔らかめの麺っぽいのが食べたいなぁ……ということで、買ってきていた焼きそば用の麺を使ってソース焼きそば。なんの変哲もない感じの豚肉キャベツもやしのソース焼きそばを支度した。
 
歯の治療を終えて、途端に楽になったものだから「もっと色々用意するかなー」と、手持ちの食材眺めて小鉢と茹で豆も。
 
今シーズン初購入の空豆は、鞘は小ぶりだったものの中の実はしっかりと立派なサイズ。普通に茹でて塩和えて食べることに。たたききゅうりは茹でた鶏むね肉と合わせて、すり胡麻・マヨネーズ・胡麻油・ラー油少々・塩で和えた。
 
なんとなく「焼きそばはお昼に食べるもの」みたいなイメージがあったけれど、息子には好評。絶対2玉じゃ足りないだろうなと、最初から3玉入りのパックを買ってきていたのだけれど、「無理して全部食べなくてもいいからね」とフライパンに残しておいた麺も、息子は綺麗に平らげていた。うん、やっぱり2玉じゃ全然足りなかったみたいだ。

2012年5月21日月曜日

日食とバラ園とケーキ

※今日の写真はクリックすると大きくなります※
湯種パンのサンドイッチ
(玉子&きゅうり、ハムチーズ)
カフェオレ
日本の広い範囲で「金環日食」が見られるという今朝。千葉あたりは6時20分あたりから食が始まり、7時半あたりにピークを迎えるのだそう。このあたりは「もっとも綺麗に金環食が見える」ラインからそう外れておらず、けっこう楽しみにしていたのだった。数ヶ月前にとりあえず1個日食観察用グラスを買って、更に2つ買い足してしまった(息子用+カメラにつける用)くらい。
 
6時半頃から、もう気もそぞろになっちゃうんだろうなぁ……と、手早く食べられる朝食を用意することにした。昨日のうちに卵は茹でておき、朝になってからそれをサンドイッチに。
 
テーブルロール風の「湯種パン」を横半割にしてバターを塗り、1つにはスライスきゅうり敷いてスライス卵敷いて、マヨネーズにょろにょろっと絞ってパプリカパウダーを少々。もう1つにはスライスチーズとハム。
 
予定通りにぱぱぱっと用意した朝御飯だけれど、あいにく天候は「ぱぱぱっ」というわけにはいかず……朝から微妙な薄曇り。
 
「げー……曇ってるー」
「うーん、今のところはなんとか見られる感じだけど……どうだろねぇ」
 
ちょっと気落ちしながら朝食を済ませ、そして観察メガネ持ってベランダやら玄関まわりやらをうろうろしてみるも、あいにく天気はますます悪くなる一方。肝心の金環日食の時間帯は、「太陽、どこ?」ってくらい、分厚い雲がたれこめてしまったのだった。もうがっかり~。
 
金環食は見られませんでした……orz で、「ずっと雨」とかだったらまだ諦めようもあるのだけれど、8時近くになったら途端に雲が薄くなり、青空まで見えてくる始末。
 
「うわあああああん」
とがっかりしながら撮ってみたのが右の写真。
 
あーあ、金環食、肉眼で見てみたかったなぁ。残念でした。
 
気を取り直して、8時半頃、早々に今日はお出かけ。
 
「いよいよ満開」の報を聞いて、「谷津バラ園」にバラを見に行ってきた。
 
谷津バラ園にて。綺麗綺麗~。 本当は先週半ばあたりに見に行きたかったバラ園。
 
毎年の事だけれど「満開」のニュースが出る時には、「開きかけの綺麗なつぼみ」がほとんどなくなり、ちょっとだらしない感じにバボーンビローンと広がったバラが主になってしまって、遠目では綺麗だけれど写真を撮るには「うーん」な状態のものが多くなってしまう。
 
でもあいにく先週は仕事が詰まっていたので、「週末行くかなぁ……でも絶対混んでるだろうし」とじりじり週明けの今日を待っていたのだった。
 
満開のバラ園はさすがの美しさだった。園に近づくとバラの香りが漂ってくるくらいで、まだ空いている開園直後のバラ園を、カメラ構えながらゆっくり一周。
 
で、カメラ持っているとどうしても「被写体として綺麗かどうか」で花を眺めちゃうものだから、一周した後カメラしまって、今度は散歩するようにまた一周。1時間半ほどかけて、バラの姿形、色に香りにと存分に満喫してきた。
 
調子に乗って大量に撮ってきた写真の一部は「フォト蔵」にアップロードしてみております。
「ル・パティシエ ヨコヤマ」の
完熟ピーチパイン \500
アイスレモネード
「谷津に行ったらここに寄らなきゃ」なお店が、ケーキ屋さん「ル・パティシエ ヨコヤマ」。
 
今日は午前中に寄れるし、午後に売り切れちゃう名物「岩シュー」が買えるかなーと、寄っていくことにした。ついでに、私一人用のおやつも1個。
 
地元に根ざしたケーキ屋さんで、値段は手頃。でも焼き菓子も生菓子もピカピカ光るみたいに美しく、でもお洒落すぎず、いい塩梅の素敵なケーキ屋さんだ。「谷津ロール」というロールケーキも幸せに美味しい。
 
買ってみたのは「完熟ピーチパイン」。手のひらサイズのパイナップルをそのまま器にした夏らしいフルーツ満載のケーキ(そもそも「ケーキ」と表現して良いものか)だった。
 
パイナップルの器の底にはカスタードクリームと少しのスポンジ。その上にバナナ、そしてふわふわした食感のマンゴープリン。
 
色は薄めだけれどしっかり甘くて香りも良いパイナップルの果実とマンゴーと苺もふんだんに盛られ、薄くゼリー液で固めてあった。凝ったチョコの飾りは椰子の実つきの椰子の木型。
 
汗ばむ陽気のなか歩き疲れて、添えたのは手作りレモネード。レモンをグラスにぎゅうぎゅう絞り、かき氷用の手作りシロップで甘さをつけて、あとは炭酸水を入れたいな、と、手持ちの「サンペレグリノ」を注いでみた。甘酸っぱいレモネード、適当に作った割にはたいそう美味しくできたので思わずおかわり。使い勝手の良いシロップが手元にあると、こういうの作るときにすごく便利だ。
きのこのスパイシーマリネ
豚肉と卵のナンプラー風煮込み
バスマティライス
チーズ入り洋風かき玉汁
ビール(銀河高原ビール)
夕飯は、数日前に買ってきた豚バラブロックを調理しましょうかと。
 
特にこれという予定もなく買ってきた豚バラ肉は、つい「豚肉と卵のナンプラー風煮込み」にしてしまう。簡単だし美味しい。手元に香菜があるとなおのこと幸せ。 
角煮も良いけれど、角煮は「角煮を作るぞー気合い入れるぞー」的な感情を伴って作ることが多かったりするのだった。あと、カレーにする時は狂おしいほどのカレー心を胸に「カレー!絶対カレー!」と鼻息荒く買ってくることが多かったり。
 
で、気負わず作れる「豚肉と卵のナンプラー風煮込み」。醤油にナムプラーにおろしにんにくに砂糖に、と、調味料を一口大に切った豚バラにまぶして数十分。放置してから水をひたひたに加えておもむろに煮込む。ついでにゆで卵も一緒に煮込む。今日は圧力鍋を使ったのでますます短時間で仕上がってしまった。
 
豚肉と卵のナンプラー風煮込み~ 冷凍してあったバスマティライスを解凍して肉とゆで卵を盛り、ついでに茹でたブロッコリーも。香菜たっぷり。
 
「ふっふーん♪」のセールで「2パック98円」だったしめじと舞茸は、えのきと一緒に「きのこのスパイシーマリネ」にした。
 
オリーブ油で赤唐辛子、にんにくを炒めて、好みのきのこと刻みトマトを炒める。適当にタイムとローズマリーとローリエもぱぱっと入れて、きのこがクタッとしたところでカレー粉も投入。塩胡椒で調味してできあがり。肉は入っていないけれど「マルディグラ」のレシピだ。
 
赤唐辛子とカレー粉でピリッと辛く、ローズマリーやタイムのフレッシュハーブの香りも漂うきのこ炒めはなかなか良い感じで、
「これは酒が要るでしょ~♪」
と、数日ぶりにビールを空けた。
 
いよいよ暖かくなってきたせいもあってか、インド料理やらナムプラーを使う系やら、どうもそちら系の料理が恋しくなりがちな今日この頃。