2012年12月28日金曜日

イタリアン納め

※今日の写真はクリックすると大きくなります※
PLTサンド
カフェオレ
すごーく久しぶりな、だんなと一緒の家族の朝御飯。
 
サンドイッチ用のパンが6枚あるものの、でもホットサンドは一度に3人分は作れない……という現在の状況。トーストサンドにすることにした。
 
幸い、レタスとトマトが手元にあったので、「BLT(ベーコン・レタス・トマト)」ならぬ「PLT(パンチェッタ・レタス・トマト)」にしようかなと。ベーコンは手元にないのにパンチェッタならあるという幸運に感謝。
 
切り落としパンチェッタのパックだったので、1枚ずつ丁寧に剥がしてフライパンでじくじく炒める。良い感じに脂が染み出てくる上質のパンチェッタは、理想のカリカリ具合に焼けてくれた。パンは軽くトーストして、レタスとトマトとマヨネーズ用意して、あとはセルフで「好きに挟んでね♪」と。
 
今日はお昼にがっつり食べる予定なので、朝からちょっと張り切りすぎたかしら……と思ったものの、これは思った以上に幸せな朝御飯。カリッと焼いたパンチェッタは、期待以上の美味しさだった。レタスも山盛り、トマトもたっぷり、「野菜も食べたぞー」という感じ。
千葉 富里「Cucina Tokionese Cozima」にて
 おまかせコース
 スプマンテ飲み放題 \1000
千葉は富里のイタリアンリストランテ「Cucina Tokionese Cozima」で、今日は充実お昼御飯。
 
今年は色々お世話になったこともあり、年内に伺いたいねと家族で話していたところ、ちょうど今日のランチが今年の最終営業とのこと。おまかせでコースをお願いして、多分これが今年最後の外食イタリアン。満喫してきた。
 
年末差し迫ったこの時期、お客さんも多からず少なからずといった感じで、適度に賑わい、良い雰囲気。厨房では既に今年最後のビッグイベント「おせちの仕込み」も進行していて、今日はお店のスタッフさんも勢揃いといった状況だった。
 
で、最終営業日ということもあってか、サプライズのおまけ料理もいただいちゃったりして、今日食べたのはこんな感じ。
 
人参のムース
富里「Cucina Tokionese Cozima」にて、突き出しは甘い人参のムース 突き出しは、スプーンに盛られた人参のムース。
 
上にパラリとクミンシードが散らされて、とても甘く滑らかな、お菓子のようなムースだった。
 
今日はワインを1本か2本いただきながら食事にしようか、なんて話していたのだけれど、卓上のカードに「シャンパン飲み放題 \1000」なんて案内があり、思わずそれをお願いしてしまうことに。
 
やや甘めのフルーティーなそれを楽しみながら、食事のスタート。
 
バーニャカウダ
富里「Cucina Tokionese Cozima」にて、久しぶりのバーニャカウダ。 セルフサービスのミネストローネ(キャベツたっぷり♪)もいただきつつ、前菜1皿目はバーニャカウダ。
 
カラフルな紅芯大根やパプリカ、長芋、黄人参、そしてヤリガイクン(カリフラワーとブロッコリーの交配種……最近よく見るようになった野菜だよね)が盛られ、その隣にぽってりと丸みのあるバーニャカウダポットを並べて。
 
滑らかなにんにく風味のバーニャカウダソースは、塩麹入りとのこと。アンチョビの魚介の風味の塩気とは違う、塩麹ならではのまる~んとした旨味が感じられて、これは予想外の美味しさ。家でも真似できるかな……この塩梅が難しそうだ。
 
野菜のテリーヌ
定番の野菜のテリーヌ(今日の一番上の写真)も、使う野菜を冬のものに変えたものが登場。テリーヌに添えられた黒い粒は胡椒ではなく竹炭塩。燻製したような風味のある塩だ。
 
周囲に散らされたソースは5種類、マンゴーやベリー、青菜のピュレなどなど。蓮根や赤蕪(?)などの野菜のピクルスも添えられて、野菜満載のお皿だった。
 
富里「Cucina Tokionese Cozima」にて、キャビアだキャビア~♪ そして年内最終営業日サービス(?)で、なんとキャビアのクロスティーニが登場。
 
バゲットにクリームチーズとキャビア。ふんだんに乗ったキャビアは、そう口にできるものではないから「お酒に合うね~♪」とたいそう美味しくいただいた。
 
「うん、僕、キャビア好きかも」
と息子。いやいや君はイクラで充分でしょう、トビコ食べてなさい君は……とたしなめるお父さんとお母さん。
 
鱈のムース
富里「Cucina Tokionese Cozima」にて、感動の美味しさだった鱈のムース♪ メインディッシュも良かったけれど、今日一番私が気に入ってしまったのがこのシンプルな白い料理だった。
 
まるでお菓子のような外見のお皿は「鱈のムース」。
 
ふわっと口当たりの良い鱈のムースは表面を蕪のクリームでコーティングして、削って散らした柚子の皮、そして風味づけのトリュフオイル。
 
香りのバランスとか、鱈と蕪の食感の妙とか、とても濃厚に「鱈」の味なのにそれがなんとも上品だったりで、見た目のシンプルさに反してとても奥深い味の料理だった。
 
しらすのタリアテッレ
富里「Cucina Tokionese Cozima」にて、野菜たっぷりしらすのタリアテッレ 心なしか「コースの1品にしては大盛りだよね?」という、"我が家向け大盛り量"でやってきたパスタは、トマトを練り込んだオレンジ色のタリアテッレ。
 
しっかり唐辛子が効いていて、キャベツたっぷり、しらすたっぷり。
 
豚すね肉のポットロースト
富里「Cucina Tokionese Cozima」にて、迫力のメインディッシュ! 3人分まとめてやってきた迫力のメインディッシュは、骨つき豚すね肉のロースト♪
 
ローストしたポテトと、刻んでソテーしたパプリカが添えられ、武器になりそうな巨大な肉には豪快にナイフがぶっすと刺さっている。
 
取り分けもセルフで、思うさま切り分けていただいた。ほのかにクローブが香るこっくり濃厚なソースは、御飯が恋しくなりそうな味わい。奪い合う勢いで食べた後は、最後にだんなが骨をしゃぶる勢いで平らげていた。
 
「御馳走ってこういうものだ」のお手本のようながっつり肉料理にすっかり満足。
 
「お料理、足りました?もし何でしたら、あともう1品パスタ出しましょうかって、小嶋が……」
と、スタッフに言われて、「あ、パスタいいな」と一瞬思うも自重。数分後、自重して良かったとしみじみ思う、豪快なデザートがやってきた。
 
ドルチェ盛り合わせ
富里「Cucina Tokionese Cozima」にてデザート「全部盛り」♪ 「わあー!なんかすごいの来た~!」
「最終日だからか!全部盛ってきたか!」
歓声のあがったドルチェの大皿は、壁に掲げられたデザートメニューの「全部盛り」という感じで。
 
「ビターなチョコレートケーキ ザバイオーネソースで」
「Cozima特製ティラミス」
「キャラメル風味のりんご入りパンプディング」
「さつまいものモンブラン」
の4種類は、それぞれ味の方向性も違っていて、大満足の盛り合わせだった。
 
洋酒の効いたザバイオーネソースをかけた大人な味のチョコレートケーキも良かったけれど、ほろ苦いりんごがたっぷり使われたパンプディングがしみじみと来る素朴な美味しさ。定番のティラミスも、バニラのジェラートを添えたモンブランも美味しかった。
 
一口サイズのチョコレートとフィナンシェをハーブティーと共にいただいて、幸せランチは終了。
 
今年もお世話になりました~良いお年を~と、挨拶交わして帰路についた。
厨房では、「これからがおせち作りの本番」という感じ。おせちを扱う飲食店は、これから3日くらいが戦場だよね……。
「551蓬莱」の甘酢団子
牡蛎オイル漬け
豚さつま
自家製なめたけ
大根の味噌汁
羽釜御飯
日本酒(大阪 山野酒造 片野桜 山廃仕込純米無濾過生原酒 雄町)
お昼は相当がっつりいただいたので、夕方になっても「お腹空かないねー」「全然空かないねー」という感じ。
 
幸い、だんなが昨日大阪を発つ時に買ってきてくれた「551蓬莱」の甘酢団子もあるし、昨日作ったおかずや常備菜ももちょこちょこ残ってる……と、御飯炊いて味噌汁だけ作って、適当にあれこれつまむ夕御飯にした。お風呂も早めに済ませてしまって、パジャマに着替えてから遅めの夕飯をテレビ見ながらだらだらと。早くもなんだか「寝正月」的な状況に。
 
「これこれ、大阪で知った俺のお気に入りのお酒♪」
とだんなが買ってきてくれたのは、山野酒造の山廃仕込純米無濾過生原酒。酒米「雄町」を醸したやつが最高に美味しいんだよ~……と、「お正月に飲む用」だったはずなのに、4合瓶を8割方空けてしまうことに。
 
酒の甘味、旨味を感じるトロッと濃厚なお酒。ああ、これは確かに美味しいねぇ~、と、おかずにのばす箸も進んでしまった。
 
家族で過ごす休日はやっぱり楽しい……♪としみじみ思った一日。そして明日も飲んだくれ予定。