2012年12月12日水曜日

鮭ハラスをパスタに

「Johan」のコーンパン
ベーコンエッグ
ヨーグルト(チチヤス低糖) カフェオレ
我が家の平日の朝は、若干バイオレンス風味。
 
「息子~!朝だよ、起きて起きて起きて!」
起こされることなく自ら起きてくることは稀な息子なので、私が起こしに行くのだけれど(こういうのって、いつまで親が起こしてやるものなの……?私は幼少の頃から目覚まし時計1個でばっちり目が覚めるので、親に起こされた記憶はあんまりないんだけどなぁ……)、こっちも朝食の支度やら何やらがあるので時間も手間もかけたくない。
 
その結果、導き出された方法は「子供部屋のドアを開けた目の前がベッドで、最寄りは足。その足をばしばし叩く」というものなのだった。
 
「オラ~!朝だよ、起きろ」
ばしばしばし
「いった!お母さん、いったい!」
「痛くしてんだよ。痛かったら起きろ、すぐ起きろ」
ばしばしばし
「だから痛いって!」
「痛くて嫌なら自分で起きてくれば済むことなのよ~」
ばしばし
 
と、このあたりで大抵息子が悲鳴と共に起きあがる。グーじゃなくてパーで叩いているところに、母の愛を感じて欲しいところ。毎朝痛い思いをするよりは、目覚まし時計駆使して自ら起きた方が色々と爽やかな朝になると思うんだけど、寒い季節は特にダメになるらしい。
 
今日も"ばしばし"の結果、不機嫌そうに息子が起きてくるというバイオレンス風味の朝になった。その割に不機嫌を引きずらず、ケロッとした顔であれこれ話してくるのだから、息子は案外マゾなのかもしれない。
 
今日のパンは「Johan」のコーンパン1個だったので、他にも要るなとベーコンエッグを用意した。我ながら完璧に好みの感じに焼き上げた半熟の目玉焼きと、適当にカリッと焼いたベーコン。ヨーグルトはチチヤス低糖、あとは美味しいカフェオレ。
レタスのサラダ
鮭ハラスのクリームソースペンネ
鶏のコーン煮
チューハイ(カルピスサワー あまおう)
今日は午後遅めの時間から、都内で仕事の打ち合わせ。
 
乗換駅は錦糸町で、
「あ、だったら帰りにマグロ買って帰れるじゃん、あと神戸屋のパンも買って帰ろうかな♪」
と、通り道ついでに錦糸町でちょこちょこお買い物してきた。
 
「魚寅」名物の「まぐろぶつ」と「たこぶつ」もしっかり買い込み(これは明日食べる~♪)、でも今日の買い物の目当ては「パスタの具」。
 
昨日煮た「鶏のコーン煮」がまだ残っているので、これを出しつつ、パスタをメインにしようかなと企んでいた今夜の献立なのだった。
ボンゴレもいいかな、でも息子があまり喜ばないかな……と、美味しそうな魚がたんまり並ぶ冷蔵ケースを眺め歩き、目に付いたのは「鮭ハラス」のパック。1kg近く、いや、それ以上入っていてお値段600円。
 
鮭ハラスと言えば、「鮭のトロ」というか、それ通り越して「鮭のバラ肉」とでもいうほどに脂の乗った部位。その脂を落とすようにしながらじくじく焼いて、炊きたて御飯に乗せて食べると最高に美味しい。
 
パスタの具にするには脂っこすぎるかしらと思いつつ、生クリームと共にペンネに絡めることにした。
 
フライパンで刻みにんにくと共に鮭ハラスをじっくり焼いていく。あまりにも大量に染み出た脂はキッチンペーパーでぬぐいつつ、生クリームを注いで軽く沸騰させ、茹でたペンネと和えるだけ。本当は、ブロッコリーか青菜などの青い野菜も加えたかったのだけれど、あいにく「明日野菜が届くから」と冷蔵庫にはサラダ野菜くらいしかなく。せめてもと彩りに刻み葱を加えてみたりした。
 
お供に、何かお酒っぽいの飲みたいなとコンビニで見つけて買ってきた「カルピスサワーあまおう」を。想像以上に甘くて、いちごミルクジュース飲んでいる感じ。カルピスサワーは好きなものが多いけれど、これはちょっといまいちだったかも……。
 
「ん、パスタ、なかなかいけるね」
「……骨あるけどね」
「まぁ、気にするな♪」
 
そんなこと言いながら居間のコタツでのんびり夕食にしていたら(もう寒くてたまらないので最近はずっと「こたつでご飯」)、息子が台布巾で自分のお腹のあたりを拭いている。
 
「やだ、こぼしちゃったの?こたつ布団、洗うの大変だから気をつけてよ」
「いや、こたつは大丈夫……」
こたつ布団のベージュ色とは違う、それよりも白い、モフモフしたものを拭いている息子。どこにこぼしたの?と見れば、いつのまにか息子の膝の上でくつろいでいたらしいかすみさんが、困惑顔でニャアと鳴いた。
 
「ちょっ……かすみさん……っ」
「うん、そんなに嫌がってないみたい」
そうかなぁ、その顔は絶対嫌がってるよなぁ……と見ていると、「とんでもない目に遭ったわ」と、かすみさんは別の場所に移動していった。それからしばらく、生クリームとサーモンの美味しそうな香りを身にまとっていたかすみさん……。